モーガン・フリーマン製作総指揮『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』9月15日公開へ

 モーガン・フリーマンが製作総指揮を務めた映画『The Killing of Kenneth Chamberlain(原題)』が、『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』の邦題で9月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次公開されることが決定した。

 本作は、2011年に起きた悲劇的事件をもとに、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描くリアルタイム進行型サスペンス。2011年11月19日早朝のNY。双極性障害を患う黒人のケネス・チェンバレンは、就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまった。安否確認で3人の白人警官が到着すると、ケネスはドア越しに通報は間違いであると伝えるが聞き入れてもらえない。ドアを開けるのを拒むケネスに対して、最初は穏便に対応していた警官らは不信感を抱き、高圧的な態度へと変わり、強行突破でドアをこじ開けようとする。そして、警官が到着してからわずか90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。単なる黒人差別問題にとどまらない、今こそ知るべき世界の実態を炙り出す。

 企画に感銘を受けたハリウッド俳優のフリーマンが、『インビクタス』のプロデューサー・ロリ・マクレアリーとタッグを組み、製作総指揮を担った。モーガンは、「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」と語っている。

 ケネス・チェンバレン役で主演を務めたのは、『羊たちの沈黙』などのフランキー・フェイソン。フェイソンは本作の演技が評価され、アカデミー賞の前哨戦であるゴッサム賞で最優秀主演男優賞を受賞した。『NightLights(原題)』のデビッド・ミデルが監督を務めた。

■公開情報
『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』
9月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
製作総指揮:モーガン・フリーマン
監督・脚本・プロデューサー:デビッド・ミデル
出演:フランキー・フェイソン、エンリコ・ナターレ、アニカ・ノニ・ローズ
配給:AMGエンタテインメント
2020年/アメリカ/英語5.1ch/83分/原題:The Killing of Kenneth Chamberlain/字幕翻訳:柴田麻衣子
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公式サイト:http://kokc-movie.jp

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