黒沢清監督の新作映画『チャイム』制作決定　「狂った映画、世にも異様な映画」

　黒沢清監督の新作映画『 チャイム 』制作が発表された。

　本作は、『CURE』『スパイの妻』などの黒沢監督が描く、ホラーでもSFでもない、全く新しいジャンルの映画。Web3時代のメディア配信プラットフォーム・Roadsteadで、2024年に独占販売される予定だ。

　ある料理スクールで、男性生徒の田代を教える松岡。田代が突然、何かの声が聞こえると言い出す。料理教室でも、田代は少し変だと言われているが、松岡は気にしない。しかし翌日、田代は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し……。

　黒沢監督は「これは見た人があ然となり、見終わった後に恐怖が強く残ることを狙った作品です」「狂った映画、世にも異様な映画、それが今回の作品の狙いなのです」とコメントを寄せている。

黒沢清監督コメント

これは見た人があ然となり、見終わった後に恐怖が強く残ることを狙った作品です。 通常の物語で必要とされていることは一切説明されません。また、ホラーとかサスペンスといったジャンルにも当てはまりません。狂った映画、世にも異様な映画、それが今回の作品の狙いなのです。

■配信情報
『チャイム』
Roadsteadにて、2024年独占配信予定
監督・脚本：黒沢清
製作：ねこじゃらし
企画：Sunborn
制作：C&Iエンタテインメント