小池は本作の仕上がりについて、「手応えはめっちゃあります!!」と力強く述べると、「なかなか観たことのないドラマになっていると思います。笑うという気持ちが明日への活力になる。笑いを通して家族の絆も深まっていくお話なので、お笑い好きではない方がご覧んになっても楽しんでいただけるのでは。笑うということがいかに人を幸せにして健康にさしてくれるのか、そんな思いが伝わる作品になっていると思います」とコメント。

　中川も負けじと「第1話が本当に面白い（笑）」と笑いながら語ると、小池も「絵力が本当に凄いよね（笑）」と同意。中川は「脚本も素晴らしいですし、本当に手応えがあります」と自信を覗かせた。

　脚本を手がけた加納は、「脚本を担当した蜷川実花です。お父さん（蜷川幸雄）の意見もたくさん聞いて……」と場内を笑いに誘うと、続けて真面目なトーンで「パイロット版では、自分のホンをこれだけ素晴らしい作品に仕上げてくださったという喜びがありました。レギュラー化にあたって、また声をかけていただいて、3人が作ってくれた福地家をもっと楽しいものにできたらと楽しく書かせていただきました。芸人の魅力、小ネタがたくさん詰まっています。お笑い好きもそうではない方も、多くの方に観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。

　制作統括の山之口明子は、本作を制作するにあたって、「小池栄子さんにお願いしたいという思いから始まった」とその経緯を明かし、「温かい眼差し、物事に対するおおらかさが、作品全体の空気を作ってくれている」と絶賛。

　桜井も“母”小池栄子について、「栄子さんが場の空気を作ってくださったので、緊張せずに撮影の臨めました。撮影以外のときも栄子さんが本当に明るくて、率先してふざけてもくださって。現場に来るのが毎回楽しかったです」と撮影の裏側を明かした。

　本作にはメインキャストに加え、錚々たる芸人たちが出演するという。お笑いマニアの中川は「『この人出てくれるの!?』という方が出演されています。僕はラジオ好きなのですが、“ラジオスター”な方々もたくさん出演してくださって、本当にお笑い好きは“ぶち上げる”方々がいます」と興奮を隠しきれない様子だった。

■放送情報
『ラフな生活のススメ』
NHK総合にて、7月4日（火）スタート 毎週火曜23:00～23:29放送【全10回】
出演：小池栄子、桜井玲香、中川大輔、豆原一成（JO1）、松本穂香、ウエストランド、チョコレートプラネット、ジャングルポケット、男性ブランコ、ミルクボーイ、錦鯉、ロッチ、天才ピアニスト、おいでやす小田、笑い飯、ビスケットブラザーズ、ヒコロヒー、かが屋、さや香、ザ・マミィ、アルコ＆ピース、ハナコ、ランジャタイ、マヂカルラブリー、Aマッソほか
脚本：加納愛子（Aマッソ）ほか
演出：須藤あいら、松本仁志、中野亮平
プロデューサー：三木真吾
制作統括：山之口明子
写真提供＝NHK