2023.05.11 12:00

デヴィッド・クローネンバーグの特集上映開催決定　『スキャナーズ』など8作品ラインナップ

文＝リアルサウンド映画部

　デヴィッド・クローネンバーグ監督の特集上映が6月9日から15日にかけてシネ・リーブル池袋にて開催されることが決定した。

　東京テアトルのセレクションで贈るスペシャルプログラム「テアトル・クラシックス」の第3弾として、6月16日より『ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』が公開されることを記念して開催される今回の特集上映では、最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が8月18日に公開されることも決まったクローネンバーグ監督の初期の作品を中心に計8作品の上映が行われる。

　全米公開から40周年の時を経て日本初公開『ビデオドローム』が今年、全米公開から40周年の時を経て日本初公開となる4デジタルレストアに加え、本編の随所に追加された合計2 分間に及ぶバイオレンスシーンを含む89分のディレクターズカット版でスクリーンに蘇る。この度、本作の公開を記念して、6/9(金)〜6/15(木) の1週間限定でシネ・リーブル池袋にて【デヴィッド・クローネンバーグ監督特集上映】の開催が決定︕クローネンバーグ監督の初期作品を中心とした計8作品を上映する。

　ラインナップには、全米公開から40周年の時を経て日本初公開となる『ビデオドローム』の4K ディレクターズカット版、7月7日より公開される「12ヵ月のシネマリレー」を締め括る第12弾『裸のランチ 4Kレストア版』の2本の先行上映も。

　また、クローネンバーグ監督の出世作であり人気作『スキャナーズ』に加え、夫婦間や親子間の関係を軸に人体の変貌や異形の誕生を描き出すホラー『ザ・ブルード／怒りのメタファー』、クローネンバーグ流レース映画『ファイヤーボール』、そしてクローネンバーグ監督が学生時代に監督した初期短編『ステレオ／均衡の遺失』と『クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確率』の2本立て上映も。

　さらに、父デヴィッド・クローネンバーグの遺伝子を受け継いだ息子ブランドン・クローネンバーグ監督による長編第2作『ポゼッサー』も特別上映される。

　なお、『ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』上映後には、シネマンション（YouTubeチャンネル）によるトークイベント、『ポゼッサー』の上映後には今回が初のイベントとなる岡奈なな子（YouTuber）によるトークイベントも実施される。

『裸のランチ 4Kレストア版』©Recorded Picture Company (Productions) Limited and Naked Lunch Productions Limited. 1991.

『ステレオ／均衡の遺失』

『クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確立』

シネマンション（YouTubeチャンネル）

岡奈なな子（YouTuber）

■公開情報
「デヴィッド・クローネンバーグ監督特集上映」
6月9日（金）～6月15日（木）シネ・リーブル池袋にて1週間限定開催
料金：各日1,500円均一（6月10日（土）、11日（日）除く）／6月10日（土）一律3,500円／6月11日（日）一律2,000円

『裸のランチ 4Kレストア版』
出演：ピーター・ウェラー、ジュディ・デイヴィス、イアン・ホルム、ジュリアン・サンズ、ロイ・シャイダー
配給：東北新社
1991年／イギリス、カナダ／116分／カラー／ビスタ
©Recorded Picture Company (Productions) Limited and Naked Lunch Productions Limited. 1991.

『ステレオ／均衡の遺失』
出演：ロナルド・モロジック、ジャック・メッシンガー、K・マイヤー
配給：TCエンタテインメント
1969年／カナダ／63分／モノクロ

『クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確立』
出演：ロナルド・モロジック、ジョン・リドルト、タニア・ゾルティ
配給：TCエンタテインメント
1970年／カナダ／63分／カラー

『ポゼッサー』
監督：ブランドン・クローネンバーグ
出演：アンドレア・ライズボロー、クリストファー・アボット、ジェニファー・ジェイソン・リー、ショーン・ビーン、ガブリエル・グラハム、ロッシフ・サザーランド
配給：キングレコード
2020年／イギリス・カナダ／104分／カラー
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