越川道夫監督最新作『路辺花草』5月13日公開決定 ポスタービジュアル&場面写真も

 越川道夫監督最新作『路辺花草』が5月13日に公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真が公開された。

 『海辺の生と死』『アレノ』『愛の小さな歴史』『あざみさんのこと』『アララト』など高い文学性と街に生きる人々の生と性を独自の視線で描く手法から、孤高の映像詩人と謳われる越川監督の最新作となる本作は、昨年公開された『背中』、今年5月6日公開予定の『さいはて』に続く3部作3作目にして、“誰でもない恋人たちの風景”の最終章となっている。生活に苦しみながらも、路の片隅に咲く花草を愛しささやかに生きる男女二人の生活を描写している。

 画家のナズナは、恋人のキタムラとの壮絶な生活に精神のバランスを崩して、キタムラの元から逃亡する。出版社に勤めるコタロウの部屋に逃げ込んだナズナは、そのままコタロウと生活を共にする。花や草を愛する優しいコタロウの愛に包まれてナズナの気持ちも落ち着きを取り戻していく。しかし、コタロウの勤める出版社が潰れて収入がなくなった事により徐々に二人のささやかな生活にも、亀裂が生じ始める。 

 ナズナ役には、舞台や映画、テレビで活躍する佐久間麻由が抜擢された。愛されながらも繊細で壊れやすい主人公を演じている。また、花草を愛し、ナズナを愛するコタロウを演じているのは、遊屋慎太郎。さらに、キタムラ役の永岡佑が脇を固めている。

 公開されたポスタービジュアルには、反対方向を向き、遠くを見つめ、何かを考えている様子のナズナとキタムラの姿とともに、「2人でささやかに暮らしたい そんな願いが、どんなに難しいか」というキャッチコピーが添えられている。

■公開情報
『路辺花草』
5月13日(土)K’s cinemaにて全国順次ロードショー
出演:佐久間麻由、遊屋慎太郎、中田クルミ、笠島智、永岡佑
監督・脚本:越川道夫
製作:村上潔 
プロデューサー:山口幸彦 
製作:キングレコード 
制作:スローラーナー
配給:キングレコード 
©2023 キングレコード
公式サイト:mayonaka-kinema.com 
公式Twitter:@EroticaQueen21映画『路辺花草』

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