『ハマる男に蹴りたい女』で“俳優”藤ヶ谷太輔の魅力を再確認 大人の恋愛ドラマで新境地

 1月14日スタートのオシドラサタデー『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)で主演を務めるKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。ラブコメドラマへの出演は実に10年以上ぶりだという。

 原作は、天沢アキによる同名コミック。藤ヶ谷が演じるのは、大手飲料メーカーの元エリート社員・設楽紘一。出世コースを駆け上がっていたはずが、その仕事ぶりが仇となり左遷、そして退職、離婚と運命の歯車が狂っていく。

 藤ヶ谷はデビュー前から現在に至るまで様々なドラマ作品に出演してきた。なかでも2011年1月期放送『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)では高校生・九条和真役で出演。北山宏光と共に若手アイドルらしい役どころでグループ人気につなげた。また、同年7月には玉森裕太、Hey! Say! JUMPの八乙女光と共に『美男ですね』(TBS系)に出演。主題歌に起用されたKis-My-Ft2のデビュー曲「Everybody Go」とともに、思い出深い作品となった。

 2012年には当時としてはまだ珍しかったモバイル向け配信チャンネルNOTTVで、藤ヶ谷主演ドラマ『シニカレ』が配信され、本作によって契約件数が増加したと報じられたのも懐かしい(※1)。そして2013年『仮面ティーチャー』(日本テレビ系)では、主人公・荒木剛太役として初の教師役に挑戦。生徒役にはSexy Zoneの菊池風磨、当時はまだジャニーズJr.だったKing & Princeの岸優太、SixTONESのジェシー、京本大我が出演しており、藤ヶ谷が先輩、そして大人へと役どころが変わったことを印象づける作品でもあった。

 グループ人気の高まりとともにメンバー全員で出演するバラエティ番組が増え、藤ヶ谷ソロとしてもトーク番組の司会のひとりに抜擢されるなど、活躍の幅を拡大していった。バラエティ路線かと思いきや、藤ヶ谷の役者としての素質や年齢を重ねたからこその深みが出ていたのが、2021年放送のWOWOW開局30周年記念ドラマ『連続ドラマW 華麗なる一族』ではないだろうか。若い頃とはまた違った表情やセリフ回しで、俳優としての藤ヶ谷の魅力を再認識した。

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