『THE FIRST SLAM DUNK』キャストコメント到着 木村昴「今ではすごく自信があります」

 12月3日に公開されるアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』で湘北メンバーを演じる5名のキャストからコメントが到着した。

 本作は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)1990年42号から1996年27号まで連載された、井上雄彦による漫画『SLAM DUNK』(集英社)を、原作者である井上が監督・脚本を務めアニメーション映画化するもの。高校バスケを題材に選手たちの人間的成長を描いた原作は、国内におけるシリーズ累計発行部数が1億2000万部以上を記録。TVアニメやゲームなども製作され、連載開始から30周年を迎えた。

【11月4日(金)20時~】映画『THE FIRST SLAM DUNK』新情報解禁特番

 11月4日20時より東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルで配信された新情報解禁特番では、湘北メンバーのPG(ポイントガード)の宮城リョータ役を務める仲村宗悟、SG(シューティングガード)の三井寿役の笠間淳、SF(スモールフォワード)の流川楓役の神尾晋一郎、PF(パワーフォワード)の桜木花道役の木村昴、湘北の主将でC(センター)の赤木剛憲役の三宅健太が、作品への想いやアフレコの秘話などを語った。なお、アーカイブは2月3日まで公開される。

コメント

仲村宗悟(宮城リョータ役)

学生時代に初めて読んで心が震えて、それ以降背中を押して欲しいときには何度も読み返した『SLAM DUNK』。オーディションの話が来た時は、思わず「うわっ!」と声に出てしまいました。絶対に悔いを残しちゃいけないと思い、改めて漫画を読み直し全力で挑みました。合格の連絡をいただいた時は本当に嬉しかったです。忘れられません。
台本を受け取ってからはさらにプレッシャーを感じて準備を進めていました。あれこれ考えすぎて煮詰まりそうだったのですが、アフレコ初日に井上監督から「今こうやって喋ってる雰囲気が、リョータのイメージそのままだと思ってます。そのまま演じてください」と声をかけていただいて、肩の荷を下ろして僕の出せるすべてをぶつけることができました。アフレコはものすごく贅沢な時間で、井上監督と一緒に、一言一言細部にまでこだわって収録をしたので、一秒も見逃さず楽しんでいただきたいです。みなさんの心に何か熱いものを届けられる、そんな素敵な作品ができている自信が僕たちキャストの中にもあります。沢山の方に観ていただけたら本当に嬉しいです。

笠間淳(三井寿役)

青春を彩り人生を変えた作品に、再び今出会えること自体が嬉しいのに、まさか自分が演じることができるなんて夢にも思わなかったです。スリーポイントが打てて、かっこよくって、諦めが悪い。そんな三井に憧れて、バスケを始めました。僕にとってずっと憧れの男です。そんな三井の声として自分の声・音色・息感が、幸運にも井上監督に選んでいただけた。本当に人生何が起こるか分からないです。
アフレコでは、肺が爆発しそうなバスケのあの感覚を思い出しながら、がむしゃらに演じました。この作品に関わってきたひとりひとりが、汗をかいて、もがきながら作っている作品です。
僕も『SLAM DUNK』の大ファンとして、皆さんと同じく映画の公開を楽しみにしています! きっと新鮮な気持ちで楽しんでいただける作品になっていると思います。皆さんが知らない、でも観たい『SLAM DUNK』がきっとあります!

神尾晋一郎(流川楓役)

『THE FIRST SLAM DUNK』で流川楓の声を担当します、神尾晋一郎です。青春ど真ん中の『SLAM DUNK』、しかも2022年の今、“THE FIRST”を冠するこの作品に参加することができるなんて、本当に嬉しいです。合格の連絡をいただいた時は嬉し過ぎて、緊張と興奮に包まれどうにかなりそうでした。しかし、台本を手にすると「こんな激アツの物語に自分が関われるのか!」という楽しみが勝り、プレッシャーを熱量に変換できた気がします。
アフレコでは、試合の流れにおけるその時々の疲労感や流川独特の感情の発露のバランスなどを、井上監督と細かくすり合わせながら進めていきました。納得するまで何度でもトライさせてもらえたので、流川と混ざり合って演じることができたと思います。
そして、僕自身がブラッシュアップされていく映像を見る度に感動しています。どのパートも、スタッフさんが一歩一歩丁寧に熱量高く仕上げていく、こんな素晴らしい仕事を肌で感じることができて感無量です。ぜひまっさらな気持ちで、新しい『SLAM DUNK』を楽しんでください。

木村昴(桜木花道役)

合格のご連絡をいただいたときは、「マジですか!? 俺が花道をできるんですか!? 悪い冗談じゃないですよね?」と混乱しながらも喜んだのを覚えています。そんな喜びも束の間で、一気にプレッシャーを感じました。とても人気のある作品ですし、どうしても見てくださるファンの皆さんの気持ちを考えると、どんな風に受け取っていただけるのか。受け入れてもらえない可能性もある、そんな恐怖と向き合いながら準備を進めていきました。
アフレコは2年もの長い期間に渡って何度も行い、井上監督ととことんディスカッションを重ねながら進め、二人で一緒に花道を作っていきました。濃密な時間の中で作り上げたセリフ、ひいては桜木花道なので、今ではすごく自信があります。見てくださる皆さんにとっても「THE FIRST」な体験にきっとなるはずです。僕たちが魂を込めて作り上げた『THE FIRST SLAM DUNK』を、自信を持ってお届けいたします。

三宅健太(赤木剛憲役)

第1話でダンクを決めようとする花道の見開きを見てから、一気にその世界観に惹き込まれた作品だったので、新作が動いていること自体がとても驚きでした。空を掴む気持ちで挑んだオーディションだったので、合格の連絡をもらった時は腰を抜かしました。呼吸1つでも、監督の頭の中には音のイメージが明確にあるので、そこにたどり着くために繰り返し挑戦しました。妥協せず、お互い納得がいくまで何度も付き合ってくださり、監督の情熱の一端を直に感じることのできるとても貴重な時間でした。まるで部活の合宿をやっているような。
『THE FIRST SLAM DUNK』は、あらゆる想像を超える、井上監督が「今この時代に提示したい作品」だと感じています。まるでバスケの試合のように、「どういうふうになっていくのか」、「どういう連鎖反応をおこしていくのか」先が読めないと思いますが、僕たちと一緒に楽しんでほしいです。応援よろしくお願いします!!

■公開情報
『THE FIRST SLAM DUNK』
12月3日(土)公開
原作・脚本・監督:井上雄彦
演出:宮原直樹、北田勝彦、大橋聡雄、元田康弘、菅沼芙実彦、鎌谷悠
キャラクターデザイン:井上雄彦、江原康之
CG ディレクター:中沢大樹
作画監督:江原康之
サブキャラクターデザイン:番由紀子
モデルSV:吉國圭、BG
プロップSV:佐藤裕記、R&D
リグSV:西谷浩人
アニメーションSV:松井一樹
エフェクトSV:松浦太郎
ショットSV:木全俊明
美術監督:小倉一男
美術設定:須江信人
色彩設計:古性史織
撮影監督:中村俊介
編集:瀧田隆一
音響演出:笠松広司
録音:名倉靖
キャスティングプロデューサー:杉山好美
音楽プロデューサー:小池隆太
2Dプロデューサー:毛利健太郎
CGプロデューサー:小倉裕太
アニメーションプロデューサー:西川和宏
プロデューサー:松井俊之
声:仲村宗悟、笠間淳、神尾晋一郎、木村昴、三宅健太
オープニング主題歌:The Birthday(UNIVERSAL SIGMA)
エンディング主題歌:10-FEET(EMI Records)
音楽:武部聡志、TAKUMA(10-FEET)
アニメーション制作:東映アニメーション、ダンデライオンアニメーションスタジオ
配給:東映
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