フローレンス・ピューのうつろな表情も 『ドント・ウォーリー・ダーリン』場面写真公開

 オリヴィア・ワイルドの長編監督第2作目となる『ドント・ウォーリー・ダーリン』の場面写真が公開された。

 本作は、完璧な生活が保証された街で平穏な日々を送っていた主人公アリスの周りで頻繁に起きる“不気味な現象”を描いたスリラー映画。

 監督を務めたのは、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で長編監督デビューしたワイルド。本作について、ワイルドは「想像力の限界を押し広げる映画へのラブレター」とコメントした。本作は第79回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されることが決定しており、第35回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門での上映も決定した。

 主人公アリスを演じるのは、『ミッドサマー』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のフローレンス・ピュー。アリスの夫ジャックを演じるのは、イギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで、『ダンケルク』に出演したハリー・スタイルズ。ほかにもクリス・パインやジェンマ・チャンらが出演する。

 公開された場面写真は8枚。顔の横に手を出しうつろな表情でこちらを見ているカットや、主人公・アリスと夫のジャックの2ショット、オリビア演じるバビーとニック・クロール演じるディーン夫婦の2ショットなどが切り取られている。ほかにも、サングラスをかけ不敵に微笑んでいる様に見えるクリス演じるフランクや、不穏な空気を感じさせ、鏡であるはずの場所に佇むピンクのワンピースを着た女性とそれに向かい合うアリス、さらに周りを砂漠に囲まれながら渦を描くように極地的に栄える“完璧な街<ビクトリー>”の上空からの奇妙ともいえる姿などが切り取られている。

 本作について、ワイルドは「才気にあふれ繊細で複雑なヒロインが描かれるオリジナルストーリーに魅了された」とコメント。そんなアリスを演じたピューも、この作品の刺激的で共感できるテーマに興味をそそられたと言い、本作について「支配、巧妙な操作、抑圧、恋愛関係、性的空想など、たくさんの異なる力関係が描かれている。完璧な人生をどのように維持し続けるか、そして人生が完璧でなくなったとき、どう対処するのかを描く作品です」と語った。

■公開情報
『ドント・ウォーリー・ダーリン』
11月11日(金)より日本公開
監督:オリヴィア・ワイルド
原案:キャリー・バン・ダイク&シェーン・バン・ダイク、ケイティ・シルバーマン
脚本:ケイティ・シルバーマン
出演:フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、オリヴィア・ワイルド、ジェンマ・チャン、キキ・レイン、ニック・ロール、クリス・パイン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:dontworrydarling.jp
公式Twitter:@warnerjp
公式Instagram:@warnerjp

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