『ベルサイユのばら』が再アニメ化される意義 約50年前から始まっていたメディアミックス

 その後もミュージカル、ゲーム、海外キャストによる実写映画化などさまざまなメディアに展開され、長きにわたって愛されてきた『ベルばら』。これほどまでに多くの人を虜にしたのは、やはり気高く美しいオスカルの生き様だろう。性差を超え、己の信念をもとに動乱を熱く生き抜いたオスカルの姿は、現代よりも男性優位の社会にいた女性たちに衝撃を与えたのだ。

 連載開始から50年。未だジェンダーギャップが埋まらない今日、『ベルばら』の新作劇場アニメが公開されることにはきっと意味がある。ストーリーやキャストなどの続報に期待しながら、公開を心待ちにしたい。

■公開情報
『ベルサイユのばら』
原作:池田理代子(集英社『マーガレット・コミックス』刊)
©池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
公式サイト:https://verbara-movie.jp/
公式Twitter:@verbara_movie(https://twitter.com/verbara_movie)

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