『ちむどんどん』暢子にフラレ、歌子に想われ 前田公輝演じる智の今後の行方は?

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』も、ついに新章に突入した様子だ。数週に渡って暢子(黒島結菜)の恋愛パートが描かれてきた中で、やはり一番の見どころだったのは和彦(宮沢氷魚)と智(前田公輝)との三角関係だったはず。沖縄にいた頃から暢子のことが好きだった智だが、結局のところストレートに告白して、ストレートに「友達」認定をされフラれてしまった。暢子を巡る恋の戦いは、彼女が好きになった和彦の勝ちという結果になり、智はそれ以降二人の前に姿を現していないようだ。一体彼は、これからどこへ向かうのだろう。

 ただ、暢子を巡る恋愛バトルで智というキャラクターについて、私たちは多くのことを知った。結構自分本意で、暢子の気持ちを確かめたり、ハッキリと結婚しようとプロポーズしたりする前に優子(仲間由紀恵)に彼女との結婚を話す点を含め、少し暴走しがちな部分が多々あった。冷静に振り返ってみれば、沖縄時代から暢子のことが好きだった彼は彼女が東京に行ったので、自分も一緒にいたくて上京(表立った理由はビジネスの勉強だけど)。しかも、事前に暢子が働くことになる場所「アッラ・フォンターナ」を突き止め、そこに野菜を卸している業者に潜り込むなど、わりと怖い。

 確かに、ヒロインの幼なじみポジションは多くの場合、彼女が新しい男と出会うと「俺だって、昔からお前のことが好きだった」と秘めていた思いを打ち明け、ヒロインを戸惑わせる役目になることが多い。しかし、智の場合はメタ的に自分がその立場を利用して、堂々と“彼氏ヅラ”していた点が少し豪胆でもあった。何せ和彦も言ってしまえば幼なじみなので、ある意味暢子を巡る三角関係は幼なじみ属性同士の戦いだったことがわかる。萌えそうなのに萌えないのは、二人とも自分本位な押しが強すぎたせいではないだろうか。

 ところが、その智をずっと好きなのが暢子の妹、歌子(上白石萌歌)だ。確かに、年下からしてみれば“頼れるお兄ちゃん”感が智にはある。実際、男気は和彦よりもあってモテそうな感じも理解できる。しかし、時々それが空回りしているというか、自分からその雰囲気を主張しにいっている感じが否めない。

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