草なぎ剛による“幻のラジオドラマ”音声も 『サバカン SABAKAN』380秒の新予告公開

 8月19日に公開される映画『サバカン SABAKAN』の380秒(サバ)予告編が公開された。

 本作は、『ミッドナイトスワン』『クソ野郎と美しき世界』を手がけてきたCULENによる青春映画。1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く。子役の番家一路を主演に迎え、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、岩松了、そして草なぎ剛が出演する。

 公開された予告編は、タイトルにもある“サバ”にちなんだ380秒のロングバージョン。また、5年前に収録をしたもののお披露目に至らなかった、草なぎ剛が感動のあまり声を震わせたという“幻のラジオドラマ”音声を使用し(一部再録)、構成されている。

 小説家の主人公、久田(草なぎ剛)がサバの缶詰を見つめ、ある忘れられない少年時代の思い出を小説に書いていくところから始まる。1986年、夫婦喧嘩は多いが愛情深い父(竹原ピストル)と母(尾野真千子)、そして弟(番家天嵩)と暮らす少年時代の久田(番家一路)は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。彼のクラスには貧しいためノートを買うことができず、いつも机に魚の絵を描いている変わった少年・竹本(原田琥之佑)がいた。ひょんなことから竹本の家を見に行くことになった同級たちは、たどり着いた家を見て愕然とする。まるで廃墟のようなボロボロの家。それを指さしながら大笑いする同級生たちを横目に、久田は竹本の悔しそうな顔を見て、どこかさみしい気持ちになったのだった。それから少し経った夏休みのある日、遊ぶ約束をしていないのに突然家を訪ねてきたのは、なんと竹本。驚く久田を、竹本は近所の神社に誘う。そこで竹本の口から聞かされたのは、山を越えた海沿いの町にある「ブーメラン島」にイルカが来たという、少年の心をわしづかみにする素敵な話だった。「一緒にイルカを見に行こう」と誘われた久田は、不安と期待に胸を膨らませながら竹本と二人でイルカを探す旅に出ることを決意する。かくして小さな冒険がスタートするも、海を必死に泳いだりヤンキーに絡まれたりと波乱の予感。ひと夏の冒険を通して、友情を育む少年たちの姿を描いた、夢いっぱいのロングバージョンの予告編となっている。なお映像には、劇判を務める大島ミチルの音楽がふんだんに使われている。

8月19日公開『サバカンSABAKAN』380(サバ)秒予告

■公開情報
映画『サバカン SABAKAN』
8月19日(金)全国ロードショー
出演:番家一路、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、村川絵梨、福地桃子、ゴリけん、八村倫太郎(WATWING)、茅島みずき、篠原篤、泉澤祐希、貫地谷しほり、草なぎ剛、岩松了
監督:金沢知樹
脚本:金沢知樹、萩森淳
主題歌:ANCHOR「キズナ feat. りりあ。」(VIA / TOY’S FACTORY)
配給:キノフィルムズ
製作:CULEN、ギークサイト
(c)2022「SABAKAN」Film Partners
公式サイト:https://sabakan-movie.com/

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