インドの片田舎から最高学府を目指す 『スーパー30 アーナンド先生の教室』9月公開

 インド映画『Super 30(原題)』が、『スーパー30 アーナンド先生の教室』の邦題で9月23日より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開されることが決定した。

 本作は、インドの教育プログラム誕生に情熱を捧げた男の奇跡の実話を映画化したもの。2003年、インドの片田舎で始まった教育プログラムが全世界の賞賛を浴びた。天才的な数学の頭脳を持ちながら、貧しい生まれのためケンブリッジ大学への留学を諦めたアーナンド・クマールが始めた私塾:スーパー30。全国の貧しい家庭から優秀な頭脳を持つ30人を選抜して、無償で食事と寮と教育を与えるというこのプログラムは、開始した年から、世界三大難関の一つと言われるインド最高峰の理系大学、IIT(インド工科大学)へ塾生を送り込むという快挙を成し遂げた。その後、毎年20人前後がIITに合格。2008年から3年にわたって30人全てを合格させて、いまも続いているこのプロジェクトに、世界中のマスコミが注目して、絶賛の声が寄せられた。

 本作は、この実話に基づき、貧困に夢を奪われながらも、世界を変えようと奮闘する一人の男の情熱と、劣悪な環境でも諦めない30人の生徒たちの学ぶことへの喜びを描くとともに、やがて学ぶ権利の本質、身分制度と格差社会の問題を浮き彫りにしていく。運営資金が底をつき、空腹に苦しみ、マフィアに襲撃されながらも、型破りな授業を続けるアーナンドと30人の生徒たち。能力はあっても、劣等感を持つ生徒に「もう王の子供は王じゃない。王になるのは能力ある者だ」と語り、自信を持たせ、一緒に夢を実現しようとするアーナンドの姿を描く。

 2018年に“世界で最もハンサムな男性ランキング”で6位となったインド映画界のスター、リティク・ローシャンが主演として、実在の人物であるアーナンド・クマールを演じる。

 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、降りしきる雨の中、生徒たちと喜びを分かち合う晴れやかな表情のアーナンド(リティク・ローシャン)の姿が切り取られ、「親ガチャなんて関係ない!」というコピーが添えられている。

■公開情報
『スーパー30 アーナンド先生の教室』
9月23日(金)全国順次ロードショー
監督:ヴィカース・バハル
出演:リティク・ローシャン、ムルナール・タークル、アーディティヤー・シュリーヴァースタヴァ、パンカジ・トリパーティ
配給:SPACEBOX
原題:Super 30/2019年/インド/ヒンディー語/シネスコ/154分
(c)Reliance Entertainment (c)HRX Films (c)Nadiadwala (c)Grandson Entertainment  (c)Phantom Films.
公式サイト:spaceboxjapan.jp/super30
公式Twitter:@super30_japan

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