『ストレンジャー・シングス4』Vol.2の今後の展開予想 マインド・フレイヤーの正体は?

もしやマインド・フレイヤーの正体は……

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4

 シーズン4の第7話では、ホッパーが収容されている施設に同じく捕われていたデモゴルゴンが姿を見せたが、その親玉的なマインド・フレイヤーは全く登場せず……。シーズン3まで最大の敵だったマインド・フレイヤーがファイナルに登場しない展開はあり得ないため、シーズン5でイレブンたちとマインド・フレイヤーの対決が最大のクライマックスとなることは、誰でも予想できる展開である。では、「その正体は……!?」と疑問を投げかけられたら、少々突飛かもしれないが、筆者は“あのキャラクター”がマインド・フレイヤーではないか……とのセオリーを提示したい。

 まず、戻ることシーズン4第7話。クリール家の事件を調査するうちに裏側の世界へ入り込んだナンシーとスティーブ、ロビンとエディ(ジョセフ・クイン)は、裏側の世界の時間が1983年11月6日でストップしていることを知る。ナンシーたちは、現実世界の反対側にある裏側の世界は別のユニバースではあるものの、時間の進行は同じだと仮定していたようだ。ところが、裏側の世界はウィルが謎の失踪を遂げた1983年11月6日で止まったまま……。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4

 シーズン4までは、シーズン1で感覚喪失タンクに入れられて深い精神状態に入ったイレブンがデモゴルゴンと接触した時(1983年11月6日)に、初めて裏側の世界が開いたと思われていた。しかしシーズン4で、イレブンがナンバーワンと対決した時に、初めて裏側の世界のゲートが開いたことが明らかになった。この対決は、1983年11月6日よりも何年も前に起きた出来事であり、ナンバーワンが裏側の世界へ飛ばされた日からウィルが失踪する日まで時は止まらず、11月6日まで裏側の世界は現実世界と時間の歩みを同じくしていたと考えられる。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1

 では、なぜ裏側の世界の時間が、1983年11月6日で止まってしまったのだろうか……? その辺の疑問がシーズン5で明かされると予測されるが、筆者はウィルがマインド・フレイヤーだから、その年月日で時間がストップしたのではないか……との仮説を立てている。なぜかというと、そもそも『ストレンジャー・シングス』の物語はウィルの失踪で始まった。それなのに、いくら性格が大人しいとはいえ、物語の中心となるキッズたちの中でウィルの存在は小さすぎはしないだろうか? だが、ウィルが少し脇へ追いやられている理由が、ファイナルで「ウィル=マインド・フレイヤー」という最大のサプライズを明かすために用意された伏線だと考えたら、辻褄が合うかもしれない。筆者のセオリーが完全に外れていたとしても、このシリーズはウィルの失踪で始まったのであり、ファイナルシーズンではウィルと裏側の世界、そしてマインド・フレイヤーとの関連性が何らかの形で描かれるような気がする。

※記事初出時、一部記述に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

■配信情報
Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』
Vol.1:独占配信中、Vol.2:7月1日(金)独占配信開始
クリエイター:ザ・ダファー・ブラザーズ
製作総指揮:ロス・ダファー、マット・ダファー、ショーン・レヴィ
出演:ウィノナ・ライダー、デヴィッド・ハーバー、フィン・ヴォルフハルト、ノア・シュナップ、ミリー・ボビー・ブラウン、ケイレブ・マクラフリン、ゲイテン・マタラッツォ、カーラ・ブオノ、ナタリア・ダイアー、チャーリー・ヒートン、ジョー・キーリー、セイディー・シンク、プリア・ファーガソン、マヤ・ホーク、ジェイミー・キャンベル・バウアー、エドゥアルド・フランコ、ジョセフ・クイン、ロバート・イングランド、 シャーマン・オーガスタス、メイソン・ダイ、ニコラ・ジュリコ、トム・ヴラシア

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