竹内涼真と横浜流星がぶつかり合う 『アキラとあきら』back numberの主題歌入り予告公開

 竹内涼真と横浜流星がW主演を務める映画『アキラとあきら』の最新予告が公開された。

 本作は、2017年にWOWOWで向井理と斎藤工をキャストに迎え連続ドラマ化もされた、『半沢直樹』『陸王』などの池井戸潤による同名小説を映画化するもの。どんな融資先にも全力でぶつかる熱き銀行員・山崎瑛を竹内、冷静沈着で頭脳明晰な銀行員・階堂彬を横浜が演じるほか、King & Princeの高橋海人が横浜演じる彬の弟・龍馬役で出演する。

 監督を務めるのは、『ソラニン』『僕等がいた』の三木孝浩。竹内とは『青空エール』、横浜とは『きみの瞳が問いかけている』以来、それぞれ2度目のタッグとなる。竹内が主演を務めたドラマ『君と世界が終わる日に 』(日本テレビ系/Hulu)の池田奈津子が脚本を手がける。

映画『アキラとあきら』予告

 公開された予告編では、入社当初から銀行員として圧倒的な才能を見せる人情派な山崎瑛“アキラ”(竹内涼真)と冷静沈着な階堂彬“あきら”(横浜流星)が、お互いをライバル視しながらも、切磋琢磨していく様子が収められている。そんな中、山崎は大病を患った娘を抱える町工場“井口ファクトリー”の社長・井口雅信(宇野祥平)から、融資について助けを求められるも、上野支店支店長の不動公二(江口洋介)から「お前は牧師か何か?」と詰め寄られ苦悩する。人を救うためもがきながら大粒の涙を流す姿も。

 一方で、山崎に対し、「人を温情で見ていたら必ず痛い目をみるぞ」と冷静に言い放つ階堂は、大勢の重役から期待の拍手を贈られ、着実にキャリアを積んでいるようにみえたが、家族への複雑な葛藤を抱えながらも平静を保とうとしていた。山崎から「本当は家族を守りたいんだろ?」と核心を突かれ、冷静な階堂が感情をむき出しにする一面も描かれている。そして、階堂の父・一磨が倒れたことにより、階堂グループの巨額な負債が発覚し、物語は大きく動き出す。グループの再建、叔父たちの企み、弟との軋轢に苦しむ“あきら”に、「東海郵船とその社員を必ず守り抜く」とまっすぐな瞳でぶつかる“アキラ”。絶望的な状況を前に、ライバルであったはずの2人が手を取り、共に過酷な運命に立ち向かう姿が収められている。

 また、本作の主題歌がback number「ベルベットの詩」に決定した。ボーカルの清水依与吏は「書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として『ベルベットの詩』を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います」とコメント。

 三木監督は「自分の弱さと向き合う不安に怯えながらも必死で何かに立ち向かおうとしていたあの頃の初期衝動を思い出させてくれるような、荒々しくも優しいこの歌に激しく心揺さぶられました」と絶賛した。また、馮年プロデューサーは「この作品を一人でも多くの方に楽しんで頂くために、世代を問わず多くの方々の心を震わせ、感動を届けてきたback numberさんしかいないと思い、お願いしました」と、その表現力に絶大な信頼をおき、オファーに至った経緯を明かした。

コメント

back number/清水依与吏

どの角度からも後押しできる力強さを持った作品なので、“音”の部分は早々に心が決まりましたが『言葉』の部分では盛大に苦戦しました。
書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。
この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として「ベルベットの詩」を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います。
傷も癒えないまま歩み続け剥き出しになった“中身”のような自分を、本能のままに叫ぶのではなく、美しいものだと願って歌う。
もしかしたら自分達にとっても、いま必要な楽曲として生まれて来てくれたのかもしれません。

三木孝浩監督

自分の弱さと向き合う不安に怯えながらも必死で何かに立ち向かおうとしていたあの頃の初期衝動を思い出させてくれるような、荒々しくも優しいこの歌に激しく心揺さぶられました。
清水くんは自分のことしか歌えないと言うけれど無骨なまでに剥き出しに自分を晒して作る歌だからこそ他人事のように励まされるのではなく、聴く人それぞれが自らを奮い立たせるような応援歌になったのだと思います。
皆さんにもぜひ映画『アキラとあきら』と共にこの歌で熱くたぎってもらえたら嬉しいです。

馮年プロデューサー

池井戸さんらしい骨太な人間ドラマでありながら、池井戸さんには珍しく若い二人の青年を主人公にした青春感の強い物語、それが『アキラとあきら』です。
この作品を一人でも多くの方に楽しんで頂くために、世代を問わず多くの方々の心を震わせ、感動を届けてきたback numberさんしかいないと思い、主題歌をお願いしました。
二人のアキラのように、生きること、働くことには、大なり小なり辛いことがあると思います。
そんな苦しい時、心が折れそうな自分を肯定し、エールを送ってくれるような、熱くて、優しい楽曲を制作して頂きました。
スタッフ・キャストの力が結集した本編と、back numberさんとによる珠玉の主題歌。
この二つが合わさって「池井戸潤史上、最も泣ける作品」になったと、自信を持って言えます。
映画と主題歌、両方お楽しみいただけたら幸いです。

※高橋海人の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記。

■公開情報
『アキラとあきら』
8月26日(金)全国東宝系にてロードショー
出演:竹内涼真、横浜流星、高橋海人(King & Prince)、上白石萌歌、児嶋一哉、満島真之介、塚地武雅、宇野祥平、奥田瑛二、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介
原作:『アキラとあきら』(池井戸潤著/集英社文庫刊)
監督:三木孝浩
脚本:池田奈津子
企画:WOWOW
制作プロダクション:TOHOスタジオ
配給:東宝
(c)2022「アキラとあきら」製作委員会
公式サイト:http://akira-to-akira-movie.toho.co.jp/

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