『バズ・ライトイヤー』りょうがアリーシャ役の日本版声優に 三木眞一郎、沢城みゆきらも
7月1日に公開される映画『バズ・ライトイヤー』の日本版声優として、りょう、三木眞一郎、磯辺万沙子、銀河万丈、沢城みゆきの出演が発表された。
本作は、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのオリジンストーリーで、世界で最も有名なスペース・レンジャーの誕生の秘密を描く物語。1995年の映画『トイ・ストーリー』で、アンディが夢中になった流行のテレビアニメ『バズ・ライトイヤー』の主人公をモチーフにしたおもちゃとして登場したバズ。バズ自身も当初自分はおもちゃではなく、本物のスペース・レンジャーと信じこんでいたが……。“もしもアンディが夢中になったバズ・ライトイヤーの物語の世界が実在したら?”という世界観を舞台に繰り広げられる。
有能なスペース・レンジャーのバズは自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。はるか遠い地球に帰還するため、バズはたったひとりで困難なハイパー航行を繰り返すが、何度も失敗。そんな彼を長年支え続けていたのは、バズと同じスペース・レンジャーであり、後にスター・コマンドの指揮官になるまで昇進するほど優秀な相棒で、バズの成功を誰よりも信じていた親友のアリーシャだった。
しかし、バズのハイパー航行中の時間経過は数分で通常の数年分にあたるため、バズが任務に挑む内にやがて62年もの時が経ち、年を重ねたアリーシャは、やがてバズを残してこの世を去ってしまう。孤独なバズは親友の存在を胸に冒険へ繰り出し、そこで彼の運命を変える新たな仲間と出会うことになるが……。
そんなバズにとって大切な存在であるアリーシャの日本版声優を担当するのは、俳優のりょう。バズ役の鈴木亮平らと同様にアメリカのオーディションを経て、アリーシャ役に決定したりょうは、出演が決定したときの心境について「息子たちも小さな頃から夢中になっている作品に参加できてとても嬉しいです。そして長く観ていたからこそ不思議に思っていた点が晴れる作品に参加できた事も二重以上の喜びです」と喜びを語った。
そして、ディズニー・ピクサー作品初出演のりょうは「30代から80代までという半世紀を突然飛び越える演技は非常に難しかったのですが、これからの人生に役立つのではないかと思う貴重な体験でした。それに加え『トイ・ストーリー』シリーズを通じて重要な意味を感じる台詞“無限の彼方へ”を言える役をいただいた事もとても光栄に思っています」と、年を重ねていくキャラクターならではの苦労を明かしつつ、台詞の重要性について語った。
また、バズの親友であり、良き相棒でもあるアリーシャの魅力については「部下に命令を下す厳しい上司としての一言から、孫と話すおばあさんとしての会話まで一貫して愛情深く、年月や性別を超えて溢れる愛を実践したアリーシャの人生、その全てが魅力的です」と解説。さらに、「無限の愛を支えた有限の物語を是非お楽しみください」とコメントを寄せた。
そして、唯一の親友すらもいなくなってしまった孤独な世界で、バズが新たに出会うのは、アリーシャの孫でスペース・レンジャーに強い憧れを抱く・イジーをはじめとするジュニア・パトロールの仲間たち。「楽しいトレーニングキャンプかと思った」と軽い気持ちでバズと冒険に挑む男・モー役には、『ポケットモンスター』シリーズのコジロウ役や『鬼滅の刃』竈門炭十郎役などで知られる三木が決定。
三木は、自身が演じるモーについて「バズと一緒のチームで戦うモーの声をやらせていただけたこと、とても嬉しく思っております。彼らの戦いは、コミカルでありながらとても大事な何かを伝えてくれると思います。バズとともにチームとしての成長も見守り楽しんでいただけたら嬉しいです」と、バズの成長に必要なキャラクターであると解説。
そんなモーの相方で怒りっぽい性格のダービーを演じるのは、『モンスターズ・インク』、『リメンバー・ミー』などのピクサー作品に出演してきた俳優・磯辺。磯辺は「本作に参加出来るなんて、最高に幸せです。ダービーは、仮釈放中の銃器マニア・爆弾作りの名人。ダメダメなモーとのコンビで、決して諦めないおばあちゃんパワーにもご注目下さい。あー、ワクワクする!」と、モーとの凸凹コンビの魅力を語った。
さらに、バズたちが乗り込む宇宙船の自動操縦音声作動ナビゲーター・アイヴァン役には、『ルパン三世』の峰不二子役、『ゲゲゲの鬼太郎』のゲゲゲの鬼太郎役で知られる沢城が決定。沢城は、「まさか“無限の彼方に”向かう旅に並走できるだなんて……! 興奮と喜びはつきません。バズのあまりにも孤高な使命感に私は胸を打たれましたが、アイヴァンはあくまでもシステム。バズがどんなピンチにあろうとも、坦々と時にユーモアをもって自分の仕事をします」と出演の喜びを明かした。
そして、本作には『トイ・ストーリー』シリーズでお馴染み、バズの宿敵ザーグも登場する。ザーグ役は、『アベンジャーズ』シリーズのサノス役、『機動戦士ガンダム』ギレン・ザビ役を務めてきた銀河が担当する。銀河は、本作について「公開を楽しみにしていらっしゃる皆様に、夢と希望と勇気を届けたいと、お星さまにお祈りしました――ザーグの航星……あ、間違えた、更生日誌より」とユーモアを交えたコメントを寄せた。
■公開情報
『バズ・ライトイヤー』
7月1日(金)全国ロードショー
監督:アンガス・マクレーン
製作:ギャリン・サスマン
日本版声優:鈴木亮平(バズ・ライトイヤー)、今田美桜(イジー)、山内健司・かまいたち(ソックス)、三木眞一郎(モー)、磯辺万沙子(ダービー)、銀河万丈(ザーグ)、沢城みゆき(アイヴァン)、りょう(アリーシャ)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.