無名のエルヴィス・プレスリーがロックを初披露 『エルヴィス』本編ライブシーン公開
7月1日に公開される『エルヴィス』の本編ライブシーン映像が公開された。
世界史上最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリー。ビートルズやクイーンにも影響を与えた彼の真実の物語を、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が映画化。数々の逆境を打ち破り世界を変えていくエルヴィスの生き様が、多くの伝説的なライブとともに描かれる。
若き日のエルヴィスは、ルイジアナの小さなライブに出演し、当時誰も聴いたことのなかった“ロック”とセンセーショナルなダンスを披露する。若者たちは彼に魅了され、次々と叫び、熱狂する。その瞬間、やせっぽちの無名歌手は、スーパースターに変貌した。熱狂が瞬く間に全米へ広がるにつれ、センセーショナルすぎるロックとダンスは社会の大きな反発も生んでゆく。
ほぼ全編にわたり吹き替えなしで歌唱とダンスを行いエルヴィスを演じ切ったのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオースティン・バトラー。エルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めた悪名高いトム・パーカー役を、二度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じている。
公開されたのは、エルヴィス・プレスリーがスーパースターになる瞬間を描くライブシーン。緊張した面持ちでステージに立つ、まだ無名の新人歌手エルヴィス(オースティン・バトラー)。ピンクのスーツを身にまとい、メイクをし、長い髪をオールバックにした当時では馴染みのない姿から、観客からはヤジを飛ばされる。しかし、「Baby Let’s play house」を歌い出すと、観客の表情は一変。腰を小刻みに揺らす独特なダンスと、誰も聴いたことのないロックを熱唱するエルヴィスに、女性客は大興奮。叫び声が上がり、会場はやがて熱狂の嵐に。トム・パーカー(トム・ハンクス)はエルヴィスのパフォーマンスを見たその瞬間、 “運命の出会いだった”と確信する。バンドメンバーと共に自分たちで車を運転し、地方巡業を行いながら、徐々に知名度を上げていったエルヴィス。当時、アメリカで主流だったカントリー音楽の世界で最も敬意を表されている公開ライブ放送のラジオ番組のひとつである“ルイジアナ・ヘイライド”に出演するチャンスを掴み、そのステージに出演したときの様子が描かれている。エルヴィスが生み出した、“ロック”の原点でもある、カントリーとブラックミュージックを融合させた楽曲は、アメリカの若者たちを中心に支持され、このライブを機にマネージャーとなるトム・パーカーの手腕によってエルヴィスは世界へと飛躍していく。
一足早く本作を鑑賞したエルヴィスの元妻プリシラ・プレスリーは、自身のFacebookに「バズ(・ラーマン監督)ならではのユニークで芸術的な手法で、見事に、そして創造的に語られた実話です。オースティン・バトラーはエルヴィスそのもの。素晴らしかった……彼は重責を担っていることを自覚していて、この役を演じるにあたり、非常に神経質になっていたようです。(彼の心労は)想像に難くありません」と本作とバトラーについてコメント。なお本作は、本年度のカンヌ国際映画祭にてワールドプレミア上映される。
■公開情報
『エルヴィス』
7月1日(金)公開
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/elvis-movie/
公式TikTok:@elvismoviejp