田中圭が明かす婚活のイメージ 『持続可能な恋ですか?』でのサムな関係に「ドキドキ」

 上野樹里演じる主人公の杏花が、亡き母の遺言から父(松重豊)に巻き込まれ、親子でダブル婚活をするオリジナルストーリーで描くTBS火曜ドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』が5月3日に第3話を迎える。

 同作で、杏花と起業セミナーで出会ったバツイチのシングルファザー東村晴太を演じているのが田中圭だ。杏花と晴太の“サム”な関係が転がり始めた第3話を前に、田中にインタビュー。久々の恋模様を描く作品への参加について、そして撮影現場の雰囲気や「婚活」についても語ってもらった。

久々に「恋」の物語に「テンションが上がりました」

――話題作が多いTBS火曜10時枠ですが、オファーがあったときはどのような気持ちでしたか?

田中圭(以下、田中):久々に「恋」の話なのでテンションが上がりました。夫婦の「愛」の話はやっていましたが、そこに辿り着く前のキュンキュンや、劇中に出てくる「サムな関係」のドキドキなど、「うわ〜! 楽しそう!」って思いました。

――久々の恋愛ドラマということですが、感覚などは取り戻してきましたか?

田中:第1話のときに、土井(裕泰)監督と「自分の中にある感覚を利用して演じていますが、実際こんな感覚を味わったのは何年前かわからないですよね」と話していて。自分の過去の体験もありつつ、想像でやっていることも多いかなと。一歩、晴太という役を離れると「いいな〜、晴太と杏花」という気持ちでいます。

――ご自身が晴太と似ているなと思う点はありますか?

田中:似ているところは見た目くらいで……あまりないですね(笑)。晴太って「俺なんか」って思い込みが激しいのですが、相手のことを気遣ったりもするので、良いも悪いも含めてすごく優しいんです。なので、自分との共通点はそこかな(笑)。

「松重豊さんは匠です」

――共演者にはベテランの方々が揃っていますが、撮影はどういった雰囲気で進んでいますか?

田中:監督陣、スタッフ陣がとても優秀で、現場は9割以上巻いて終わるんです。第1話の婚活パーティーのシーンも、あんなに人がいて、樹里ちゃんと松重さんの感情的なシーンもあるのに、撮影がすごくスムーズでした。でも、長回しや芝居の返しどころが深く、1シーン1シーンしっかりと作り込んでいて。撮影が順調でみんな早く帰れるので、スタッフ・キャスト共にすごく精神状態が良く、最高な現場で楽しく撮影できています。

――今作で再共演となった、主演の上野樹里さんの印象はいかがでしょうか?

田中:樹里ちゃんは唯一無二というか、普段は天然っぽいのに、本番で急にとてもかわいい杏花になるんです。そういうときハッとさせられますし、本当に晴太が心を奪われる瞬間は、素直に反応していきたいなと思っています。樹里ちゃんが生きる杏花と僕が生きる晴太がリアルに恋心を募らせていければ、視聴者の方に応援していただけたり、すごく共感してもらえる作品になるんじゃないかなと。樹里ちゃんと共演歴も長いですし、うまく作っていきたいです。

ー-ライバルの不破颯役は磯村勇斗さんが演じられています。

田中:磯村くんは初めての共演で、以前から彼の作品を観ていて素敵な演技をする方だなと興味があったので楽しみにしていました。会う前は役のイメージ的にツンツンしているのかなと勝手に思っていたのですが、すごく素直な方で。お芝居を作る上でも一緒に構築していく感じがあって、「そっちがそう来るならこうします」のような言葉ではなくて、芝居で変化させてくれる方なのでやりやすいです。今後、感情をお互いにむき出しにするシーンとか、もっとバチバチする関係が展開していく場合は、どうなるのか楽しみです。

ー-娘と婚活をする杏花の父役の松重豊さんはいかがですか?

田中:松重さんはもう熟練の技と言いますか、匠です(笑)。

ー-井川遥さんとも婚活パーティーのシーンで絡みがありましたね。

田中:井川さんとはCMで何度か共演させていただいているのですが、お芝居の作品で共演させていただくのは初めてでした。一瞬しか絡みがなかったですが、すごく嬉しくて楽しかったのを覚えています。

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