伊藤健太郎が後悔をつぶやく姿が 『冬薔薇』本予告、ポスタービジュアル、場面写真公開

 6月3日に公開される映画『冬薔薇(ふゆそうび)』の予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。

 本作は、伊藤健太郎を主演に迎え、阪本順治監督によるオリジナル脚本で、人間の業を切なく儚く紡ぐ人間ドラマ。ある港町を舞台に、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる中途半端な男・渡口淳の日常が、仲間が何者かに襲われたことにより大きく動き出していく模様を描く。

 公開された予告編では、心の距離を埋めることができないでいる淳(伊藤健太郎)の父・義一(小林薫)の「自分で気づくの待ってんだけどね」、母・道子(余貴美子)の「あんた、背筋がぞっとしたことなんてないでしょ」という台詞に続き、家族や友人、自分自身の過去と向き合うことなく、ずっと逃げてきた淳の姿が描かれている。また「俺さ、ひでぇことしてきたかなって」とつぶやく淳に、船の機関長・沖島(石橋蓮司)は「これからはするな」と諭す。予告編に挟み込まれる数々の描写は、淳を取り巻く人々にも焦点が当てられ、それぞれに心の欠損を抱えた寄る辺なき者たちの物語の一端が垣間見えるものになっている。

伊藤健太郎主演『冬薔薇(ふゆそうび)』予告編

 あわせて公開となったポスタービジュアルでは、登場人物たちの姿が切り取られている。ガット船「渡口丸」のブリッジ(操舵室)に立つ義一、冬薔薇の苗木を見つめる道子、そして振り返りながらどこか遠くを見つめる淳の眼差しが切り取られている。場面写真では、出演者たちの様々な表情を垣間見ることができる。

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■公開情報
『冬薔薇』
6月3日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
脚本・監督:阪本順治
出演:伊藤健太郎、小林薫、余貴美子、眞木蔵人、永山絢斗、毎熊克哉、坂東龍汰、河合優 佐久本宝、和田光沙、笠松伴助、伊武雅刀、石橋蓮
配給:キノフィルムズ
製作:木下グループ
(c)2022 「冬薔薇」 FILM PARTNERS
2022年/日本/カラー/スコープサイズ/5.1ch/109分/PG12
公式サイト:https://www.fuyusoubi.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/FUYUSOUBI_jp

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