『ドクター・ストレンジMoM』三上哲、松下奈緒、小野大輔ら日本版声優の続投決定

 5月4日に全国公開される『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の日本版吹替声優陣が発表された。

 本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』などのマーベル・シネマティック・ユニバース最新作。トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズを手がけたサム・ライミが監督を務めた。

 主人公は、元天才外科医にして、上から目線の最強の魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。その時間と空間を変幻自在に操る圧倒的な能力と知性で世界を救ってきた彼は、『エンドゲーム』での壮絶な死闘を経て、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)が去った今、アベンジャーズの次代のリーダーと目される。1月に公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもスパイダーマン(トム・ホランド)の新たなメンター的存在として描かれるなど、今後のアベンジャーズのキーパーソンとして注目される存在だ。

 そんなストレンジを演じるのは、主演ベネディクト・カンバーバッチの声を長年にわたり担当している三上哲。三上は、「『アベンジャーズ』シリーズなどにも参加させていただきましたが、いよいよ!ということで、プレッシャーも有りますが、ワクワクの方が強いです」と意気込みを語った。

 また、ストレンジの底知れぬ魅力について、「魔術師としての圧倒的な能力による強さ、そして知性も魅力ですが、上から目線なだけではなく、相手の気持ちに寄り添い共感するところや、少し抜けているところ、弱い部分があるところなど、まさに人間性もマルチバースなところが彼の魅力だと思います」と解説。

 そして、ストレンジの元恋人で医師のクリスティーン・パーマー役で、約5年ぶりに松下奈緒がマーベル・スタジオ作品に参加。松下は、「ストレンジとクリスティーンに会える! 前回に続きクリスティーンの声として再び参加させて頂けること、とても嬉しく思っております。2人の関係性も気になるところですが、今回はどんな敵とどんな闘いが待ち受けているか、とても楽しみです」と本作への期待を述べた。クリスティーンは、本作の予告編ではウェディングドレス姿を見せている。

 また、ワンダ・マキシモフ、通称・スカーレット・ウィッチ役を演じるのは、『NARUTO-ナルト- 疾風伝』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』など、実写からアニメまで活動する行成とあ。長年ワンダを演じている行成は「エイジ・オブ・ウルトロンからもう7年も経つんですね。彼女のこれまでの心の変化が本作ではどのような形で描かれるのか楽しみでもあり、これ以上傷ついてほしくないなぁと心配でもあり……複雑な気持ちです。今の彼女を今の自分の力一杯で演じられる事、とても嬉しく思います」とワンダの感情に寄り添いつつコメント。

 そして、ストレンジの盟友の魔術師ウォン役を続投する田中美央は、「待ちに待ったドクター・ストレンジ の2作目! 1作目の最終カットから続きが気になって気になって、ウズウズしておりました。数々の戦いを経て今やウォンも至高の魔術師、ソーサラー・スプリームです。勇ましく戦う姿もですが、個人的には毎度クスッと笑わせてくれるキュートな一面も楽しみで仕方ありません」と、ウォン役への思い入れを覗かせた。

 また、『ジョジョの奇妙な冒険』『進撃の巨人』などで知られる声優の小野大輔は、約5年ぶりに演じるストレンジのかつての兄弟子モルドについて、「またモルドを演じられることを嬉しく思います。1作目のラストでドクター・ストレンジとは別の道を歩み始めたモルド。彼は本作でどんな役割を担い、どんな未来へと進むのか。マルチバースというワードに無限の可能性を感じ、今からワクワクしています」と、出演への喜びを語った。

 さらに、本作には、物語の大きな鍵を握るキャラクター、“アメリカ・チャベス”なども登場する。

コメント

三上哲(ドクター・ストレンジ役)

『アベンジャーズ』シリーズなどにも参加させていただきましたが、いよいよ!ということで、プレッシャーも有りますが、ワクワクの方が強いです。ストレンジは魔術師としての圧倒的な能力による強さ、そして知性も魅力ですが、上から目線なだけではなく、相手の気持ちに寄り添い共感するところや、少し抜けているところ、弱い部分があるところなど、まさに人間性もマルチバースなところが彼の魅力だと思います。(本作では)ベネディクト・カンバーバッチさんが複数のストレンジを見事に演じ分けているので、僕としては、ベネさんが表現しているものに、ただただ食らいついていくだけです。是非是非劇場で体感していただきたいと思います。今しばらく待っていてください!

松下奈緒(クリスティーン・パーマー役)

ドクター・ストレンジとクリスティーンに会える! 前回に続きクリスティーンの声として再び参加させて頂けること、とても嬉しく思っております。予告ではクリスティーンがウェディングドレスを着ていたので、ストレンジとクリスティーンの関係性も気になるところですが、今回はどんな敵とどんな闘いが待ち受けているか、とても楽しみです。私も皆さんと一緒に公開を待ち遠しく思っています。

行成とあ(ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役)

『エイジ・オブ・ウルトロン』からもう7年も経つんですね。愛のあたたかさ、それを失う辛さや痛さをワンダと共にたくさん経験してきました。これまでの心の変化が本作ではどのような形で描かれるのか楽しみでもあり、これ以上傷ついてほしくないなぁと心配でもあり…複雑な気持ちです。今の彼女を今の自分の力一杯で演じられる事、とても嬉しく思います。

田中美央(ウォン役)

待ちに待ったドクター・ストレンジ の2作目! 1作目の最終カットから続きが気になって気になって、ウズウズしておりました。数々の戦いを経て今やウォンも至高の魔術師、ソーサラー・スプリームです。勇ましく戦う姿もですが、個人的には毎度クスッと笑わせてくれるキュートな一面も楽しみで仕方ありません。頑張ります!

小野大輔(モルド役)

またモルドを演じられることを嬉しく思います。1作目のラストでドクター・ストレンジとは別の道を歩み始めたモルド。彼は本作でどんな役割を担い、どんな未来へと進むのか。マルチバースというワードに無限の可能性を感じ、今からワクワクしています。

■公開情報
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
5月4日(祝・水)公開 
監督:サム・ライミ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、ソーチー・ゴメス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2022

関連記事