女王の素顔が垣間見える 『エリザベス 女王陛下の微笑み』予告編&ポスター公開

 映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』の公開日が6月18日に決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 2月6日で在位70周年を迎える英国君主エリザベス2世。本作は、エリザベス女王の95年の歩みを、単なるドキュメンタリー映画としてではなく、英国流のユーモラスでポップな作品として作られた。 また、ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、ローワン・アトキンソンなど、著名なセレブリティたちも多数登場する。

 監督は、『ノッティングヒルの恋人』(1999年)などで知られるロジャー・ミッシェル。昨年9月に急逝したミッシェル監督が新型コロナウイルスによって次回作の撮影機会が奪われてしまったとき、「ドキュメンタリー作品を作ろう」とアイデアの一番手に挙げたのが女王陛下だった。「エリザベス女王はまさにモナ・リザだ。誰もが知っている圧倒的存在。ビートルズよりもはるかに有名で、“お城に住むお伽話の主人公”。でもその存在感にもかかわらず、実態はベールに包まれていて、私たちは彼女を永久に知り尽くすことはできなかった」という監督が、誰も見たことのない“素顔の女王陛下”の魅力を描こうとする。 

 公開された予告編は、25歳の若さで即位した姿とともに、「重いわね」「下を向くと首が折れそうなの」と王冠を前にかたるエリザベス2世の言葉から始まり、英国出身のトム・グレナンの「Royal Highness」に乗せて、映像がテンポよく展開されていく。「皆様にお分かり頂きたいのです。女王も結構大変だと」というスピーチや、競馬で「ダメよ、負けちゃう!」と言う女王。「若者にとってアイドルだった」とポール・マッカートニーが語る場面も。また愛するフィリップ王配との結婚25周年のスピーチで、「今日は『私は』ではなく『夫と私は』とお話します」と語ったエピソードなど、女王として、また一人の女性としての生き方を垣間見ることができる。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、微笑むエリザベス2世の姿と「わたくしのすべてをご覧に入れましょう」というコピーが配されている。

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■公開情報
『エリザベス 女王陛下の微笑み』
6月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
監督:ロジャー・ミッシェル
製作:ケヴィン・ローダー
音楽:ジョージ・フェントン
出演:エリザベス2世、フィリップ王配、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子、キャサリン妃、ジョージ王子、メ―ガン妃、ダイアナ元妃、ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、ローワン・アトキンソンほか
配給:STAR CHANNEL MOVIES
後援:ブリティッシュ・カウンシル
2021年/イギリス/カラー/89分/英語/ビスタ/日本語字幕:佐藤恵子/原題:Elizabeth
(c)Elizabeth Productions Limited 2021
公式サイト:elizabethmovie70.com

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