『ユーチューバーに娘はやらん！』（テレビ東京系）第6話は、平千紗（佐々木希）のバレンタインチョコの行方を巡るテレビ局員・榎本信（金子ノブアキ）VS登録者数100万人超えの人気ユーチューバー・TAKTAK（戸塚純貴）のバトルが繰り広げられた。

　千紗は榎本とTAKTAKそれぞれに義理チョコを渡すも、メッセージカードを入れ間違えてしまうという失態。それがため、双方に千紗と互いの進捗度合いを覗き見てしまい、嫉妬心を刺激し合う。

　榎本の母親の前で“婚約者ごっこ”をしたのが前話、一気に距離を詰めたかのように思われた榎本だったが、やはり千紗の甥っ子の大吾（白石絃馬）が自身のファンだというTAKTAKは圧倒的に有利だ。もう何度か平家の食卓にもお邪魔しており、千紗側の家族コミュニティに食い込めているのはTAKTAKの方だ。

　実は母子家庭で育ったというTAKTAKは、千紗の妹でシングルマザーの風花（若月佑美）に育てられている大吾と自身の幼少期を重ねているようだ。

　父親と楽しそうに遊ぶ子供の様子を見て一瞬切なそうな表情を見せる大吾を抱きしめ一緒にじゃれ合ったり、大吾がかけている眼鏡が顔も知らぬ父親の所有物だったと知れば、バレンタインに眼鏡型のチョコを手作りする。TAKTAKの愛情深さが炸裂していた。

　さらには、子供の憧れ「お菓子の家」作りを企画し、大吾を誘い出す。実際にユーチューバーが同じ企画を公開しているのを観たことがあるが、大人も楽しめる心ときめく内容で夢がある。思わず、お菓子の家の前でTAKTAKが千紗にキスするラストが描かれ、今話はTAKTAKが圧倒的にリードした回となった。