青年ルーク・スカイウォーカーの姿が 『ボバ・フェット』場面写真&声優陣のコメント公開

 ディズニープラスで配信中の『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』より、ルーク・スカイウォーカーをはじめとするキャラクターたちの場面写真が公開された。

 ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』において、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初登場した『スター・ウォーズ』史上最強の賞金稼ぎボバ・フェット。本作では、今まで謎に満ち溢れていた彼の数々の真実が明かされる。本作には、『マンダロリアン』シリーズを手がけた製作総指揮のデイヴ・フィローニやジョン・ファヴロー、ロバート・ロドリゲス監督らが集結した。

 公開された場面写真には、『スター・ウォーズ』3部作の主人公・ルーク、アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワンであるアソーカ・タノ、フォースの力を秘めたヨーダと同じ種族の子ども・グローグー、R2-D2、『クローン・ウォーズ』などに登場する悪名高い賞金稼ぎキャド・ベインといった伝説的な『スター・ウォーズ』キャラクターが捉えられている。

 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のその後が描かれる本作。ルークはジェダイ・マスターとなった青年期の姿で登場し、『マンダロリアン』シーズン2の最終話で託されたグローグーをジェダイ・マスターとして訓練する。

 あわせて、声優を務めるルーク役の須田祐介、アソーカ役の伊藤静、キャド・ベイン役の多田野曜平からのコメントも公開された。

 ルークの声優を務めた須田は「僕自身子供の頃から見ていた作品に、まさか自分がルーク・スカイウォーカー役で参加できる日が来るとは。このような大役を僕に任せてくださり大変光栄に思う分責任の重さを毎日痛感しております。沢山の先輩方がルークに命を吹き込んでいたのを聞いていたので、自分はどうしたらいいんだろう?とすごく悩みました。収録時ものすごく緊張して台本が震えていたのを今でも覚えています。『スター・ウォーズ』の世界観、キャラクターの魅力感、ルークの存在感、子供の頃に感じたあの高揚感。それを今僕が思うルークに、命を吹き込みたいと思い大切に収録させていただきました」と心境を告白。

 そして、『マンダロリアン』に続き再び登場したルークについて「またルークを演じられると思い聞いた時は素直に喜びました。今回はルークのシーンが多かったので、あぁこのシーン、この台詞、このキャラ、え?こうなるの?といち視聴者として観てしまっている自分もいましたが、その分収録時のプレッシャーはものすごく感じていました」と語った。

 また、今後のシリーズについては「『マンダロリアン』、『ボバ・フェット』に続いてエピソード6から7にかけてのルーク・スカイウォーカーをもっと描いてほしいのは、個人的にあります。『スター・ウォーズ』は子供の時に抱いたロマンや驚きや感動を沢山届けられる作品だと思うので、これからも沢山の驚き、感動を楽しみにしています!」と期待を寄せた。

 さらに、本作ではルークの父親アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワン(ジェダイになるためにジェダイ・オーダーで訓練を積むフォース感知者)として、アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』に登場したアソーカと、ルークが共演を果たす。アニメシリーズに続き、『マンダロリアン』でもアソーカの声優を務める伊藤は「まさかまさか、マスターのことを懐かしみながらその息子と話す日が来るなんて……! アソーカを演じはじめた頃には全く想像もしていませんでした。収録の時は私も、アナキンと共に過ごした日々を思い出して涙が出そうになりました。本当に感慨深いです……!」とコメント。

 また、本作について「『クローン・ウォーズ』でクローンたちひとりひとりの生き方を見てからずっと思っていますが、ジェダイだけではなく、あの世界に生きるたくさんのキャラクターたちみんなの生き様にドラマを感じることができるところが、魅力の一つだと思います。馴染みのあるキャラクター達を掘り下げたストーリーを見られるのは本当にわくわくしますし、もっと意外なところにもどんどんスポットを当てて、『スター・ウォーズ』の世界を深く深く楽しめる機会がたくさんあればとても嬉しく思います。もちろん『Ahsoka(原題)』も楽しみにしています!(笑)」と語った。

 一方、アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や『スター・ウォーズ:バット・バッチ』にも登場し、本作で初めて実写化されたキャド。アニメシリーズからキャドを演じている多田野は、「やっぱりカウボーイハットにガンベルトっていう西部劇スタイルじゃない! それに声がワタシだし(笑)。(実写化は)いいじゃないですかぁ~色が薄いとか鼻がどうとか、言ってた人もいたけど(笑)。年取った訳よ! あの登場の仕方は最高でしょう!」とコメントを寄せた。

 また、永井一郎から引き継ぎ、『スター・ウォーズ 反乱者たち』以降、ヨーダの声優も担当している多田野は、青年ルークを引き継ぎプレッシャーを感じている須田に「イーネ!」と明るく声を掛け、その緊張を和らげていたとの事。今後のシリーズについて「『スター・ウォーズ』劇場映画作品と『クローン・ウォーズ』シリーズをつなげてくれたっていうか……全部観てるからこそ楽しめる?喜びを与えてくれましたねぇ! 今後の期待?……そりゃ『The Book of Cad Bane」でしょう」と期待を寄せた。

■配信情報
『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』
ディズニープラスにて独占配信中
(c)2022 Lucasfilm Ltd.

関連記事