堀田真由&鈴木保奈美、SPドラマ『木のストロー』で再共演 『わろてんか』以来4年ぶり

 堀田真由が主演を務めるスペシャルドラマ『木のストロー』が、2月26日15時30分からフジテレビ(関東ローカル)で放送されることが決定した。

 本作は、フジテレビ、BSフジ、ニッポン放送3波連合プロジェクト「楽しくアクション!SDGs」の関連番組のひとつ。原案は、2019年大阪サミットをはじめとするG20のすべての会合で採用され、「第29回地球環境大賞農林水産大臣賞」「グッドデザイン賞」など数多くの賞を受賞した、世界初の“木のストロー”を開発・実現するまでの実話を描いた西口彩乃による同名書籍。ものづくりが未経験の住宅メーカー広報課勤務のの主人公が、数々の困難を乗り越えて、地球を救うかもしれない、世界初のアイテムをどのようにして生み出したのかを描く。

 主演を務める堀田が、住宅メーカー「オーセントホーム」の広報課に勤める主人公・若木陽菜を演じる。理系の大学を卒業後、入社して大阪の営業課に配属され、本社の広報課へ異動することに。「家を作り、家を売ること」が仕事だと考えていたが、「環境保全など、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を達成するために企業として何ができるのか?」を発信し、実行することも企業の大きな社会的役割であることを知る。その矢先、豪雨による土砂災害などの甚大な被害が発生。実は幼少の頃、豪雨による土砂災害で自宅を失っていた陽菜は、「自分たちの取り組みによって、防げる災害があるのでは」と考えるようになり、間伐材を再利用した“木のストロー”をひらめく。後に世界を驚かせるアイテムを生み出すことになるのだが、その道のりは困難の連続だった。

 陽菜の上司で、住宅メーカー「オーセントホーム」の広報担当役員の奥沢塔子を演じるのは鈴木保奈美。クレバーで切れ者、女性初の役員に抜てきされるなど、社内では一目置かれる存在だ。常に会社のため、社員のために冷静な判断を下し、社長からは厚い信頼を寄せられている。同時に、厳しい言葉や態度で接することもあり、部下たちからは恐れられることも。今回、“木のストロー”の開発に強く反対し、陽菜の最大のハードルとして立ちはだかる。しかし、塔子には塔子なりの思いがあり、塔子の存在が、やがて陽菜に大きな影響を与えていく。

 堀田と鈴木の共演は、連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合)以来、約4年ぶり。『わろてんか』では仲の良い親子の間柄を演じた堀田と鈴木だが、本作では厳しい上司と、彼女に認めてもらうために奔走する部下の間柄を演じる。

 なお、TVerとFODでは、放送終了後から見逃し配信される予定だ。

堀田真由 コメント

オファーを受けた際の感想

このお話をいただいて、“木のストロー”を知りました。最近はプラスチックではなく紙のストローを使うことはあったのですが、“木のストロー”は知らなかったので、すごく興味を持ちました。また、歴史上の人物を演じたことはありましたが、実際に今も活躍されている方を演じるのは今作が初めてです。新たなチャレンジをさせていただくことができて、すごくありがたいお話だなと思いました。

「環境保全」など“サステナブル”について意識していること

日頃から、ペットボトルではなくタンブラーを持ち歩いたり、商品を購入することで売り上げの一部が環境保全の活動に寄付されるものを選んだりしています。今作が決まってからは、木材に着目するようになって自分で調べてみたんです。“歯ブラシはプラスチックのイメージだけどあるかも”と思って調べたら、手持ちの部分が竹で作られている“竹の歯ブラシ”を見つけて。これを機に使い始めました。

役を演じるにあたり意識したこと

まずは“一生懸命さ”がすごく伝わってきました。良いものが完成するまでに、試行錯誤して失敗を繰り返して、そしてどんどん成功に近づいていくという過程で、諦めない姿に私もすごく勇気をいただきました。その“一生懸命さ”が視聴者の方にも伝わるといいなと、意識して演じています。また、塔子さんたちと初めて会うシーンでは、“この子が本当に営業トップ?”と言われています。そんな女性が世界初のアイテムを作り出していく。物語が進んでいくうちに変化していく姿を見せられたらいいよね、と監督とお話しました。私と似ているかなと感じたのは、ひとつのことに没頭する、何かを成し遂げないと気が済まないところ。でも、陽菜は朝から元気いっぱいですが、私は朝が得意ではないので“がんばるぞ!”と意識してギアをいれないとダメです(笑)。

鈴木保奈美との4年ぶりの共演について

久しぶりに再会できることが、すごくうれしかったです。19歳だった4年前は、今よりもわからないことがいっぱいあって、いろいろなことを保奈美さんに教えていただきました。『わろてんか』は、大阪で撮っていたので、いつもとは違う環境に戸惑うこともある中で、着物を直してくださったりと、本当に母親のように接してくださって。今作は厳しい上司ですが、カットがかかるとお話させていただいて、やっぱりすごく安心感があります。自分自身、いろんなことを積み重ねてきて、またこうしてご一緒させていただけて本当にうれしいです。

視聴者の方へメッセージ

プラスチック製ストローの廃止や、ビニール袋の有料化など、最近いろいろなことが変化しています。“サステナブル”“SDGs”の言葉を見かけることも増えましたが、自分自身、“何をやったらいいのだろう?”とわからなくて。意外とそういう方、いらっしゃるんじゃないかな。“木のストロー”、一本で何が変わるかといったら、すぐに変わらないかもしれない。でも、こういったひとりひとりの取り組みが、地球を守ること、自分自身の未来を守ることにつながると思います。ドラマをご覧になって、誰かに任せるのではなくて、みんなで取り組んでいくことなんだと知っていただけたらうれしいです。すぐに行動することは難しいかもしれないけれど、関心を持っていただくきっかけになると思いますのでぜひご覧ください!

鈴木保奈美 コメント

オファーを受けた際の感想

“木のストロー”のことはなんとなく聞いたことがあるな、という程度でしたので、勉強する良い機会になると思いました。

「環境保全」など“サステナブル”について意識していること

日頃、エコバッグを持ち歩く、ペットボトルの消費を少なくする、などは心がけています。

役を演じるにあたり意識したこと

まだ撮影前ですが、他のキャストのみなさんとの、社員同士の関係性をしっかり作りたいと思います。

堀田真由との4年ぶりの共演について

堀田さんの出演作はいくつも拝見していて、どんどんすてきな大人になっていらっしゃるなあ、と思っていたので、久しぶりにお会いできるのが楽しみでした。

視聴者の方へメッセージ

どんな小さなきっかけも無駄にはならないと思います。このドラマをご覧になった後、心の中にタンポポが一輪咲くような、そんな気持ちを持っていただけるよう、制作していきたいと思います。

プロデュース 草ヶ谷大輔(フジテレビ第一制作室)コメント

SDGsという言葉が浸透してきましたが、まだその本質的な理解を世の中が出来ていないのではないかと思っており、お恥ずかしながら私もそのひとりでした。そんな折、原案『木のストロー』を拝読し、SDGsという地球事が自分事に感じられました。原案の素晴らしさを活かしながら、多くの方の興味と共感を得られる人物像、ストーリー展開となるよう、フィクション要素を織り交ぜながら物語を紡ぎました。素晴らしいキャストとスタッフと共に、本作を通じてSDGsを身近に感じられ、ちょっとした考えるきっかけをお届け出来たら幸いです。

■放送情報
フジテレビ、BSフジ、ニッポン放送3波連合プロジェクト「楽しくアクション!SDGs」関連番組『木のストロー』
フジテレビにて、2月26日(土)15:30~16:30(※関東ローカル)
出演:堀田真由、鈴木保奈美
原案:『木のストロー』 アキュラホーム 西口彩乃著(扶桑社)
脚本:的場友見
主題歌:「題名のない今日」 平井大(avex trax)
プロデュース:草ヶ谷大輔(フジテレビ)、古郡真也(FILM)
演出:森脇智延(FILM)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kinostraw/

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