藤原大祐初主演映画『追想ジャーニー』 製作決定 「クスッと笑えるような作品に」
藤原大祐初主演映画『追想ジャーニー』の製作が決定した。
本作は、2022年1月期連続ドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日系)に出演、Huluにて2022年3月から独占配信されるドラマ『神様のえこひいき』で桜田ひよりとW主演を務める藤原が、不思議な体験をする主人公・文也を演じる人間ドラマ。謎の男役を高橋和也が務め、監督を『一人の息子』『U-31』の谷健二、脚本を竹田新が担当する。公開は、国内外の映画祭に出品後、2022年夏以降を目指す。
男48歳、売れない俳優。30年前に出て行った母親に呼び出され病院に行くが、声を掛けられずに帰ってしまう。その帰り道、「退行睡眠」と書かれたメモを見知らぬ高校生に渡され、導かれるように怪しいお店に。白衣の男に催眠を掛けられると、目の前には高校生の自分が立っている。そして、男の追想の旅が今始まる。
あわせて公開されたティザービジュアルの撮影はDream Ayaが担当。ティザービジュアルでは、藤原と高橋の姿が切り取られている。
出演が決定した藤原と高橋、ティザービジュアルの撮影を担当したDream Aya、監督の谷からはコメントが寄せられている。
コメント
藤原大祐
18歳の文也が30年後の自分に出会い、その人が経験した出来事を体験していくというお話なのですが、そこで巻き起こる様々なトラブルの原因は文也が役者としてスターになることを目指しているということでして……それがどうも今の自分と重なってしまって、これは僕の将来を予言しているんじゃないかと(笑)。
自分もこうならないように頑張ろうと思えました(笑)!
個性豊かな登場人物に振り回されたり、年の離れた同一人物が互いに貶し合ったりしていて、クスッと笑えるような作品になっていると思いますので是非劇場でお楽しみ頂ければと思います。
高橋和也
長い間映像作品に出演してきた。それでも僅か三日間で劇場用映画を撮影したのは初めてだ。撮影技術が進歩し、短期での撮影が可能なったとしても俳優には脚本を理解し、台詞を覚える為の物理的時間が必要だ。この映画にはその時間が限られていた。それでも出演したのは脚本が面白かったからだ。僕の演じた『男』と言う役は人生に失望している。自分の人生をもう一度やり直したいと思っている。最近は役が「俺を演じろ!」と、向こうからやって来る気がする。
Dream Aya
関係者の方からお声がけ頂き、今回初めて映画の現場でシャッターをきらせていただきました。
俳優陣、スタッフの皆さんの集中力、熱量に脱帽しながら作品の世界にのめり込んでいる自分がいました。映画館の椅子に座って大きなスクリーンで“追想ジャーニー”を見れる日を心から楽しみにしております。
谷健二監督
監督作品『一人の息子』では父親との関係について、そして今回は母親との関係について描かせてもらっている。自身を投影している部分ももちろんあるが、同年代の男性には少なからず共感してもらえるのではないかと思う。男と同じ40代、しかるべきタイミングで出会えた作品。たくさんの方に見ていただきたいです。
■公開情報
『追想ジャーニー』
出演:藤原大祐、高橋和也
監督:谷健二
脚本:竹田新
撮影:今井哲郎
企画協力:佐東みどり
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
(c)『追想ジャーニー』製作委員会