ザ・スミスの曲が流れ踊り狂う 『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』本編映像公開

 TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国公開中の映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』の本編映像が公開された。

 本作は、1980年代、痛烈な歌詞と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻したバンド“ザ・スミス”の楽曲の数々と、貴重なインタビュー映像を使用した青春音楽映画。

 1987年、コロラド州デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースにショックを受け、レコードショップのディーンに「町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、クレオは友達に会いに行ってしまう。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門ラジオ局に行き「ザ・スミスの曲をかけろ!」とDJに銃を突きつけた。タイトルにもなっている「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」、「ディス・チャーミング・マン」、「心に茨を持つ少年」など、ザ・スミスの楽曲20曲が全編に散りばめられ、メンバーとの関係や、解散について語る若き日のモリッシーを見ることができる。

 公開された本編映像は、主人公クレオやシーラたちが、ラジオから突然流れ出したザ・スミスの楽曲「クイーン・イズ・デッド」に踊り狂う様子を捉えたもの。

 ザ・スミス解散のニュースに落ち込むクレオら4人は、何をするでもなくバーで時間を過ごしているが、店内のラジオから「リスナーには申し訳ないが、今スタジオで男に銃を向けられている」と突然のアナウンス。ラジオDJとハイジャック犯のやり取りのあと、DJが「俺たちの世代が生んだ最高のバンドを追悼し、彼らの曲を流すことにする。ザ・スミスだ」と嫌そうに言うと、ラジオからはザ・スミスの「クイーン・イズ・デッド」が流れ始める。今まで落ち込んでいたクレオは上着を脱ぎ捨て、店内で一心不乱に踊りだし、つられてビリーとシーラもそれに続くのだった。

■公開情報
『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』
TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて公開中
出演:ヘレナ・ハワード、エラー・コルトレーン、エレナ・カンプーリス、ニック・クラウス、ジェームズ・ブルーア、ジョー・マンガニエロ
監督・脚本:スティーヴン・キジャック
配給:パルコ
2021年/アメリカ=イギリス映画/英語/カラー/シネスコ/91分/原題:Shoplifters of the World/映倫:G
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公式サイト:sotw-movie.com

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