タイカ・ワイティティ監督作『イーグルVSシャーク』『ボーイ』U-NEXTで独占先行配信決定

 タイカ・ワイティティ監督の長編デビュー作『イーグルVSシャーク』と長編2作目『ボーイ』が、12月1日よりU-NEXTで独占先行配信されることが決定した。

 第92回アカデミー賞で脚色賞、第44回トロント国際映画祭で観客賞を受賞した映画『ジョジョ・ラビット』(2019年)の監督を務めたワイティティの長編デビュー作『イーグルVSシャーク』(2007年)は、二人の孤独なはみだし者の物語。

 リリーは不器用で孤独なウェイトレス。ジャロッドはひとりよがりなロウソク職人。復讐という使命のために故郷へ帰るジャロッドに、恋するリリーはついていく。ただ少しでも自分を信じてくれる人を必要としているジャロッド、愛する人を必要としているリリー。完璧な相手じゃないけれど、戦う価値のある相手なのかもしれない。

 オリジナル・スコアは、ニュージーランドのバンド、ザ・フェニックス・ファウンデーションが担当。加えて、ザ・ストーン・ローゼズやデヴィッド・ボウイ、デヴェンドラ・バンハートらの楽曲が作品を彩る。

 ワイティティ監督の長編2作目『ボーイ』(2010年)は、2010年にサンダンス映画祭でプレミアム上映後、ニュージーランドで公開され、公開初週末の国内最高興行収入記録を打ち立てた成長物語。アカデミー賞ノミネートを果たした自身の短編映画『Two Cars, One Night(原題)』から着想を得てワイティティ監督が制作した本作には、ヒーロー、魔法、そしてマイケル・ジャクソンが登場。音楽は『イーグルVSシャーク』同様、ニュージーランドのバンド、ザ・フェニックス・ファウンデーションが担当している。

 1984年、ニュージーランド、イースト・コーストの片田舎で“スリラー”が子供たちの人生を変えていた。ボーイはマイケル・ジャクソンが大好きな夢見る少年。ロッキー、いとこたち、そして祖母と一緒に暮らしている。ボーイはもう1人のヒーローである父親のアラメインについて、よく空想をする。彼の想像の世界では、父親は深海潜水士であり、戦争の英雄であり、マイケル・ジャクソンの友達でもある(しかもマイケルのように踊ることもできる)。しかし実際のアラメインは、強盗で刑務所に入っていた無能なギャング気取りの男だった。アラメインが7年ぶりに家に帰ってくると、ボーイは空想していた父親の現実の姿と向き合うことになる。この再会によりボーイは自分の可能性を探し、待ち焦がれたヒーローなしで生きていく術を学んでいくのだった。

 両作ともに、劇場未公開(イベントや映画祭での上映を除く)で、日本ではロードショーされていない作品のため、U-NEXTで初公開となる。

■配信情報
『イーグルVSシャーク』
監督・脚本:タイカ・ワイティティ
出演:ローレン・ホースリー、ジェマイン・クレメント、ジョエル・トベック、ブライアン・サージェント、クレイグ・ホール、レイチェル・ハウス、デヴィッド・フェイン
撮影監督:アダム・クラーク
編集:ジョンノ・ウッドフォード=ロビンソン
音楽:ザ・フェニックス・ファウンデーション
美術監督:ジョー・ブリークレイ
衣装デザイン:アマンダ・ニール
2007年/ニュージーランド/83分/原題:Eagle vs Shark/日本語字幕:寺尾次郎
(c)Whenua Films 2006

『ボーイ』
監督・脚本:タイカ・ワイティティ
出演:ジェームズ・ロールストン、テ・アホ・エケトネ=ウィトゥ、タイカ・ワイティティ
撮影:アダム・クラーク
編集:クリス・プラマー
音楽:ザ・フェニックス・ファウンデーション
美術:シェーン・ラドフォード
衣装:アマンダ・ニール
2010年/ニュージーランド/87分/原題:BOY/日本語字幕:森彩子
(c)Copyright 2010 Whenua Films,ALL RIGHTS RESERVED

配信開始日:2021年12月1日(水)12:00予定
販売価格:各1,100円(税込)/視聴期限:2日間
配信提供:TCエンタテインメント

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