“俺たち”解散の危機!? 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』本編映像公開

 12月3日に公開される『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の新たな本編映像が公開された。

 スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪(ダークヒーロー)として誕生、2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演映画『ヴェノム』。その続編となる本作には、ハーディのほか、ウディ・ハレルソン、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリスらが集結。前作のルーベン・フライシャーから『モーグリ:ジャングルの伝説』のアンディ・サーキスが監督を引き継いだ。

 今回公開された本編映像は、共生関係にストレスを募らせるヴェノムとエディが互いの不満をぶちまけあい、まるで恋人同士のような激しい大ゲンカを繰り広げるシーンを捉えたもの。

 「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生していたヴェノムだが、自身の欲求を抑えられないヴェノムの行動に我慢の限界を迎えたエディは「耳元で1日中悪人を食わせろとか、アンに会わせろとか俺の生活を壊すな!」と詰め寄ると、ヴェノムは「幸運にもお前はオレに選ばれた」と言い返す。するとエディは「俺を選んだ? 適合するのは俺しかいなかった。残虐に守るだと? 何も守れない。便所掃除もできない役立たずだ!」と見る見るうちにヒートアップしていき、容赦なく心無い言葉を投げつけていく。

 黙って聞いていたヴェノムもさすがに反撃開始。強烈な頭突きをお見舞いし、「ゴメン! やりすぎた、治してやる」と優しさを見せたかと思いきや、怯んだエディにさらにトドメの一発を浴びせ、エディの悲鳴とあまりの痛さに歪んだ表情を見せたところで映像は締めくくられる。

 本作のファイトシーンを担当したのは、スタント・コーディネーターのジム・チャーチマンとファイト・コーディネーターのジョージ・カービーの2人。コミカルさの中にも痛ましさを加えたかったというカービーは「僕らが常に参考にしたのはバスター・キートンだった。伝統的な白黒のスタントだ。エディは、ヴェノムに仕返しをするにはどうすればいいかと考える。ヴェノムが一番大切にしているものは何か。それは、ヴェノムがアパートで飼っている二羽の鶏、ソニーとシェールなんだ。ヴェノムを傷つけることができるとしたら、彼の大切なペット(を利用すること)なんだ」と語り、ヴェノムとエディが争うシーンはチャールズ・チャップリンやハロルド・ロイドと並び、世界三大喜劇王と呼ばれるバスター・キートンをモチーフにしたことを明かしている。

■公開情報
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
12月3日(金)全国ロードショー
監督:アンディ・サーキス
脚本:ケリー・マーセル
原案:トム・ハーディ/ケリー・マーセル
出演:トム・ハーディ、ウディ・ハレルソン、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス
配給:ソニー・ピクチャーズ
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