旅をするティム・ロスの姿が 『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』予告編&場面写真公開
12月3日に公開される『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』の予告編と場面写真が公開された。
本作は、『レッド・ヴァイオリン』『シルク』『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』などの音楽映画で知られるフランソワ・ジラール監督が手がけたミステリー。第二次世界大戦が勃発したヨーロッパ、ロンドンに住む9歳のマーティンの家にポーランド系ユダヤ人で類まれなヴァイオリンの才能を持つ同い年のドヴィドルが引っ越してきた。宗教の壁を乗り越え、ふたりは兄弟のように仲睦まじく育つ。しかし、21歳を迎えて開催された華々しいデビューコンサートの当日、ドヴィドルは行方不明になった。35年後、ある手掛かりをきっかけに、マーティンはドヴィドルを探す旅に出る。
今回公開された予告編は、賑わったコンサート会場で演奏を楽しみに待つ人々の様子など、笑顔溢れる華やかなシーンから始まる。温かい雰囲気も束の間、“どこにもいない”という一言から状況は一変。報告を受けた正装姿の男性は青ざめる。輝かしいデビューを飾るはずだったヴァイオリニストが行方不明になったのだ。「僕が見つける」と決意をしたマーティン(ティム・ロス)が姿を消した幼なじみの影を訪ね歩く中で、ドヴィドル(クライヴ・オーウエン)を知る人々と出逢い、手がかりを集めていく。
予告編を通して印象的に使われているのはヴァイオリンの音色。本作の楽曲を演奏しているのは21世紀を代表するヴァイオリニスト、レイ・チェン。この音色が導かれるように切り替わる映像と相まって、波欄の展開を予想させる。
公開された場面写真では、幼少期のドヴィドル(ルーク・ドイル)が避難所で大人の視線を浴びながらも凛とした表情でヴァイオリンを弾き、それを傍から見守る幼少期のマーティンの様子や、失踪した幼なじみを見つけるための手がかりを求めて路上ミュージシャンに聞き込みを行っているマーテイン(ティム・ロス)の姿などが確認できる。兄弟のようにいつも一緒に過ごしていた二人に突如訪れた35年の空白、そしてその先に待ち受けていた真実とは。
■公開情報
『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』
12月3日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
出演:ティム・ロス、クライヴ・オーウェン、ルーク・ドイル、ミシャ・ハンドリー、キャサリン・マコーマック
監督:フランソワ・ジラール
脚本:ジェフリー・ケイン
製作総指揮:ロバート・ラントス
音楽:ハワード・ショア
ヴァイオリン演奏:レイ・チェン
配給・宣伝:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2019年/イギリス・カナダ・ハンガリー・ドイツ/英語・ポーランド語・ヘブライ語・イタリア語/113分/字幕翻訳:櫻田美樹/映倫区分:G(一般)
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