山口馬木也、『鎌倉殿の13人』出演決定 三谷幸喜作品の魅力は「おもしろいけどやっかい」

 2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の公式Twitterにて、山内首藤経俊役を山口馬木也が演じることが発表された。

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学んだ二代目執権・北条義時を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。

 山内首藤経俊は、母親が頼朝(大泉洋)の乳母を務めた相模の豪族。本作が大河ドラマ4作目となる山口は、「いちばん最初に出演した『北条時宗』。当時のことを改めて思い出したのですが、初めての大河出演の際にも緊張した思い出があります。そこから20年近く経ち今回出演させていただくのですが、やはり現場に行くと緊張していますし、当時とは質が違う緊張感を感じています」と大河ドラマならではの緊張感が現場にあることを明かした。

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『鎌倉殿の13人』出演の意気込み

山内首藤経俊の人物像を探ってみると、幼少期をともに過ごした頼朝を裏切るなど、最初は薄情な印象を持ちました。ところが本人には大義があったわけでもなく、特に策士だということもないようで、結果的にはかなり長生きをしたようです。収録現場では、大泉さん演じる頼朝や小栗さん演じる義時に影響されながら、場面ごとに身の置きどころを“ひらひらと”軽やかに変えていければと思っています。もしかすると頼朝が途中で敗れていれば正しい選択だったのかもしれませんし、現代にも通じる点があると思って、探り探り演じていければと思っています。

大河ドラマ出演について

『北条時宗』『八重の桜』『麒麟がくる』に続いて4作目。いちばん最初に出演した『北条時宗』。当時のことを改めて思い出したのですが、初めての大河出演の際にも緊張した思い出があります。そこから20年近く経ち今回出演させていただくのですが、やはり現場に行くと緊張していますし、当時とは質が違う緊張感を感じています。

三谷幸喜作品への出演について

三谷さんの作品に初めて出演させていただきます。台本を読ませていただくと、面白いと感じるのですが、演じるとなるととても難しいと感じました。人の日常を描くと理想とは真逆になることもありますが、三谷さんは結構細かい部分まで描かれていて、簡単に思うけど、演じると二重構造になっている。大きい揺れではなくて、細かい想像が何通りもできてしまう。おもしろいけどやっかい。そういう魅力を感じています。

共演者について

台本にある共演の方のお名前を拝見するとすごい方ばかり。「三谷ファミリー」と言われる方々も大勢いらっしゃって。今回は楽しみであり、怖かったりします。最近は、松平健さんや野添義弘さんと舞台で共演させていただき、おふたりが『鎌倉殿の13人』で共演するという話をされていました。そんなお話を伺いながらいいなと思っていていたところに、自分も加わらせていただくことに。その後、おふたりに報告させていただき、喜んでいただきました。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、2022年放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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