Sexy Zone 菊池風磨、生徒役で放ってきた存在感 『イタイケに恋して』での新キャラに期待

 その翌年となる2014年放送のドラマ『GTO』(フジテレビ系)でも、菊池は葛木隆一役で出演。『仮面ティーチャー』とは正反対の学級委員で、実家が病院経営をしており跡継ぎとして親の期待を背負う優等生タイプの生徒役となったが、思春期の葛藤や、彼女の妊娠発覚と、様々な出来事を前に、感情を内に秘めた含みのある演技で目を引いた。

 何十人とクラスメイトがいる中でも存在感を放ってきた菊池。その存在感と演技力が存分に発揮されたのが、2017年放送のシンドラ『吾輩の部屋である』(日本テレビ)だ。登場人物は菊池演じる鍵山哲郎ただ一人。1Kのアパートで繰り広げる哲学系部屋コメディで、声の出演は豪華なキャストが名を連ねたが、哲郎がひたすら様々なことに考えを巡らせ、くるくると表情を変えながらひとり言を並べ、狭い部屋ながらも体を良く動かして演じ切った。

 演技力はドラマ作品に限ったことではなく、ソロ曲やソロステージでも発揮されている。鋭い目つきの不良役から、大人の恋愛をテーマにした楽曲を感情たっぷりに、色気を放ちながら歌い上げる。かと思えば、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では、あらぬ姿を惜しげもなく披露と、菊池のくるくると変わる姿、表情には随分と感情を揺さぶられてきた。

 さて、“イタきゅん”ラブコメディと掲げた『イタイケに恋して』。不器用でモテない男3人が、教会を改修したシェアハウスを舞台に、日々間違いだらけの恋愛妄想トークを炸裂するほか、恋愛インフルエンサーの助手、恋のキューピットとして奮闘するという。番組公式YouTubeでは、すでに打ち解けた様子で番組宣伝をする3人の姿がみられ、早くも楽しげな雰囲気が伝わってきた。脚本は『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)、『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)を手がけた徳尾浩司が担当。監督は、映画『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』、『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を手がけた豊島圭介監督が務める。本作を機に、菊池の出演作品にまた新たなキャラクターが追加されそうだ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

■放送情報
プラチナイト モクドラF『イタイケに恋して』
読売テレビ・日本テレビ系にて、7月1日(木)スタート 毎週木曜23:59〜放送
出演:渡辺大知、菊池風磨、アイクぬわら、石川恋、升毅、石井杏奈
主題歌:オリヴィア・ロドリゴ「ドライバーズ・ライセンス」(ユニバーサル ミュージック)
脚本:徳尾浩司
監督:豊島圭介、林雅貴
チーフプロデューサー:沼田賢治(ytv)
プロデューサー:福田浩之(ytv)、坪ノ内俊也
制作協力:R.I.S Enterprise
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/itakoi/
公式Twitter:@itakoi_drama
公式Instagram:@itakoi_drama

関連記事