佐藤健と阿部寛が瀬々敬久監督への厚い信頼を明かす 『護られなかった者たちへ』特別映像

 10月1日公開の佐藤健主演映画『護られなかった者たちへ』の特別映像と場面写真が公開された。

 本作は、中山七里の同名小説を、『永遠の0』『空飛ぶタイヤ』の林民夫が脚本を手がけ、『64-ロクヨン-前編/後編』の瀬々敬久が監督を務め映画化するヒューマンミステリー。

 東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった容疑者は、利根(佐藤健)という男。彼は、知人を助けるために放火、傷害事件を起こした後、刑期を終えて出所したばかりだった。宮城県警の刑事・笘篠(阿部寛)は、殺された2人の被害者から一つの共通項を見つけ出し、利根を追い詰める。

 主演を務める佐藤と利根を追う刑事・笘篠役の阿部のほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人が共演に名を連ねる。

『護られなかった者たちへ』特別映像

 公開されたのは、佐藤と阿部のインタビューとメイキング映像を使用した特別映像。インタビューで利根役を演じた感想を問われた佐藤は、「何度かテイクを重ねさせてもらったので、本番が始まったらゼロに戻して、その時感じたままやりました」と常に新鮮な気持ちで撮影に臨んだことを明かしている。また、瀬々監督の演出について阿部は、人間の複雑な心理を表現することに関して「瀬々監督はそういう所を繊細に撮ってくださると思ったので、瀬々監督を信じてやっていました」と、監督への厚い信頼を語った。

 また、特別映像の冒頭にも使用されている佐藤が泥水に押しつけられ「ふざけんな!」と叫ぶ迫力シーンのメイキングのほか、撮影の合間に監督と話し合う阿部の姿、そして清原や倍賞など2人を取り巻く登場人物の表情も垣間見える映像が収められている。特別映像は、佐藤の「人と人との繋がりとか、絆だとか、愛だとかが観ている方に伝わってくれたら嬉しい」というメッセージで締めくくられている。本映像は4月16日より、松竹系映画館の幕間映像として上映される予定だ。

 あわせて公開された場面写真では、登場人物がそれぞれの想いを抱えた表情が切り取られている。

■公開情報
『護られなかった者たちへ』
10月1日(金)全国ロードショー
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人ほか
原作:中山七里『護られなかった者たちへ』(NHK出版)
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
配給:松竹
企画:アミューズ
制作:松竹撮影所
(c)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

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