篠原涼子、『おちょやん』杉咲花との共演を語る 「心から応援したい気持ちがあります」
毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHKの連続テレビ小説『おちょやん』。12月7日放送の第6話から登場する篠原涼子よりコメントが寄せられた。
篠原が演じるのは、千代(毎田暖乃/杉咲花)が女中奉公することになる芝居茶屋「岡安」を取り仕切る女将・岡田シズ。仕事には大変厳しいが、芝居の街「道頓堀」を深く愛している。千代を厳しくも温かく見守り、千代にとってもう一人の母親といえる存在となっていく。
篠原は本作が朝ドラ初出演。「“朝ドラ”は前から好きでずっと拝見していたので、そこに自分が入っていくというのはすごくうれしいですし、どういうふうに映るのか楽しみです。『おちょやん』のような物語をお届けできることについても、とてもうれしく思います」と朝ドラ出演が待望の仕事だったことを明かす。
演じるシズについては、「シズは芝居茶屋『岡安』のおかみで、芯がしっかりした女性です。シズの言葉には深い意味があって、私にとっても為になることが多く、すごくすてきでかっこいいと思います。千代とは生育環境は真逆だと思いますが、小さいころから岡安を継ぐためにお茶子修業をしてがんばってきたというところは似ているので、千代に対して、自分の幼いころを見ているような目線と気持ちを持っていると思います。いろいろな苦難を乗り越える中で、出会った人たちから助けてもらったり何かを学んだり、そこに感謝の気持ちを持ちながら生きてきたという共通点があると思います。基本的には厳しい女性で、千代が入ってきた当初は冷たくあしらいますが、実は、心は温かい。家族といっしょにいるシーンなどで、温かいシズの一面が伝わればいいなと思います」とその魅力を語り、自身に対していもいい影響を与えていることを明かした。
自身とシズとの共通点については、「家庭を持つ一人の母親という意味では、私自身と境遇が共通していますし、夫に『(娘を)甘やかしすぎ』などと言ってみたり、家族を大切にしていますよね。でも、シズはすごくしっかりしていてなんでもできる女性なので、そこは私とは全然違うなと思います。私は基本的に「できない」タイプなので、この役を利用して、『デキる女』『しっかりもの』のイメージを持っていただけるように、演技でみなさんをだましたいと思います(笑)」とコメント。
成長した千代を演じる杉咲花との共演については、「杉咲花さんは常にいろいろなことを考えていらっしゃるなと感じます。すごく目力があって、お芝居に対しても真摯に向き合い本当に千代になりきっていて、現場を引っ張っていってくれて助けてもらっている気がします。私自身も、シズとして千代ちゃんがやりづらい状況にならないようにと必死です。千代のまっすぐな感じは、杉咲さん自身と同じですよね。千代に対してはシズとして、そして、杉咲花ちゃんに対して私自身が、『支えてあげたい!』と思っていて、心から応援したい気持ちがあります」と役柄とシンクロした気持ちをもっていることを明かしてくれた。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/