東宝×ALPHABOAT『GEMSTONE』が劇団ノーミーツとコラボ 上白石萌歌、藤井道人が審査員に

 東宝株式会社とALPHABOAT合同会社によるオーディション・プロジェクト『GEMSTONE』の第6回の開催が決定した。

  本プロジェクトは、様々な才能(アニメーター、イラストレーター、作曲家、シンガー、役者、タレント等)の原石(=GEMSTONE)を発掘し、東宝とALPHABOATがさらなる活躍の場を提供する企画。第6弾オーディションとなる今回は、長編リモート演劇『門外不出モラトリアム』『むこうのくに』の2公演を上演し、有料チケット制で12,000人以上を動員したリモート演劇のパイオニア「劇団ノーミーツ」とコラボレーションし、「リモートフィルム」作品を募集する。

 リモートフィルムの定義は、リモートで企画され、リモートで撮影され、リモートで視聴する、すべての過程がリモートで作られたあらゆる映像作品群。リモート演劇、リモート映画、リモートコント、リモートMV、リモートアニメなど、すべてのリモート作品の総称となる。

 グランプリ受賞者には、オリジナル脚本によるリモートフィルム作品の制作を東宝のプロデューサーとともに行うことも決定していいる。制作支援金の提供とともに、完成作品がGEMSTONE YouTube チャンネル内で公開される。

 審査員には、劇団ノーミーツのほか、2019年に公開された『新聞記者』が日本アカデミー賞で最優秀賞3部門含む、6部門受賞をはじめ、映画賞を多数受賞した映画監督・藤井道人と、2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞し、女優だけでなくadieuとしての音楽活動でも活躍する上白石萌歌が決定。さらに、『太陽は動かない』『OVER DRIVE』でプロデューサーを務めたROBOTの古屋厚プロデューサー、『映像研には手を出すな!』などをプロデュースした東宝の上野裕平プロデューサーも審査員に名を連ねた。

 発表された審査員からはコメントも到着した。

コメント

劇団ノーミーツ・林健太郎

劇団ノーミーツ

はじめまして。劇団ノーミーツは、コロナをきっかけに今年4月に結成された、リモートで映像・演劇作品などを制作している平均年齢27歳のチームです。今回、「一緒にコンペを開催しませんか」とGEMSTONEの方からお誘いを受けた時、正直かなり悩みました。我々はコンペなんて主催する立場ではない、まだまだこれからの青二才だからです。しかし同時に、この状況が想像以上に長引く今、映像・エンターテイメント業界の為に自分たちが出来ることをしたいとも思い、今回ご一緒させて頂くことを決めました。リモートと140秒、制約だらけの中で何がつくれるかを楽しむ、本気の遊び場になれば幸いです。よろしくお願いいたします!!!

藤井道人

藤井道人

時代の波をかき分けて、「リモートフィルム」という新しい表現を模索する姿勢に感銘を受けました。逆境の中だからこそ観たことのない作品が生まれるのだと思います。
恐縮ではございますが、審査をするという立場に選ばれた以上、いち観客として責任を持って本企画に参加したいと思います。

上白石萌歌

上白石萌歌

この度は、GEMSTONEリモートフィルムコンテストの審査員に選出いただき、ありがとうございます。
錚々たる審査員のみなさまと、クリエイティブ精神溢れる作品に出会い、意見を交わせること心待ちにしています。個人的に劇団ノーミーツさんの作品が好きなので、ご一緒できることがとても楽しみです!

ROBOT・古屋厚

コロナ禍によって誰もがストレスを抱える生活の中で、私たちにとってエンタテインメントが、いかに人の心を豊かにしていたかを改めて実感しました。 そんな時代だからこそ、今回の企画は我々と応募されるクリエイターの皆さんの活動域を広げるチャンスと捉えています。 考え方が柔軟で才能溢れるクリエイターと新しい感性と熱量のぎっしり詰まった作品に「リモート」を通して出会えることを楽しみにしています。

東宝・上野裕平

劇団ノーミーツさんと初めてリモート打合せをしたときに、「映像研の『東宝の上野』さんですね! Twitter見てます!」と言われました。そうです、私が、映像研の「東宝の上野」です。今後も是非お見知りおきを。私は東宝の中でも特殊な動きをしておりまして、前回審査員をしたのが「でんぱ組虹コンJr.メンバー募集オーディション」でして、その次がこれというカオスっぷりですが、盛り上がるように頑張ります!

■開催概要
GEMSTONE 6th GEMSTONE×劇団ノーミーツ リモートフィルムコンテスト
募集期間:9月7日(月)~10月31日(土)23:59 まで
応募資格:年齢、性別、学歴、経験は問いません。どなたでも自由にご応募いただけます。
注意事項:
・応募は未発表の完全新作作品に限ります。
・複数作品の応募が可能です。
・日本語以外の言語による作品は、オリジナル言語の対訳の日本語字幕を付けてください。
・512MBまでをファイルサイズ上限とします。形式はMP4となります。
・動画形式であれば、実写でもアニメーションでも、形式は問いません。
・応募作品は審査の上GEMSTONE公式Twitterで公開させていただきます。
・審査に通過された場合、お送り頂いた作品が「GEMSTONE」公式YouTubeチャンネルに掲載されることをご了承下さい。
・YouTubeコミュニティ ガイドラインに準拠しない内容の作品は、審査の対象外となる場合がございます。
賞金:賞金(総額30万円)を贈呈します。なお、受賞に該当する作品がない際は、「受賞作品なし」となる場合がございます。
副賞:グランプリ受賞者にはオリジナル脚本によるリモートフィルム作品の制作を、東宝のプロデューサーとともに行っていただきます。当該作品に対しては制作支援金を提供いたします。
完成作品は2021年2月を目途にGEMSTONEYouTubeチャンネル内で公開させていただきます。
結果発表:2020年11月予定(詳細は後日発表いたします)
応募ページ:https://gemstoneaudition.com/pick-up/sixth

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