『ハケンの品格』で光る塚地武雅の演技力 お笑い芸人と俳優の境界線はどこにある?
塚地以外にも、13年ぶりの続編となった『ハケンの品格』には、お笑い適性の高いメンバーが顔を揃える。おなじみ大泉洋は、本職は俳優だが『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)で全国区になり、巧みな話術は芸人以上におもしろいと評判。社長役の伊東四朗は、てんぷくトリオと電線音頭のベンジャミン伊東で一世を風靡した。ちなみに『ハケンの品格』前作には、伊東の相方だった小松政夫も出演していた。主演の篠原涼子も、かつて『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)に出演するなど、笑いのポテンシャルは十分。前作に続いて、大泉洋演じる東海林との掛け合いも復活した。
同作への出演について、塚地は「お笑いからのハケン」(参考:『ハケンの品格』篠原涼子、小泉孝太郎ら出演者11名からコメント到着 「喜びを噛み締めています」)とコメント。とはいえ、本職が俳優の大泉や「喜劇役者」の先輩格である伊東と並んでも、違和感はまったくない。笑いの素養を身につけた役者たちの演技合戦は、ドラマ後半にかけてさらに加速しそうだ。
■石河コウヘイ
エンタメライター、「じっちゃんの名にかけて」。東京辺境で音楽やドラマについての文章を書いています。ブログ/Twitter
■放送情報
『ハケンの品格』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜23:00放送
出演:篠原涼子、小泉孝太郎、勝地涼、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan)、上地雄輔、塚地武雅(ドランクドラゴン)、大泉洋(特別出演)、伊東四朗
脚本:中園ミホほか
演出:佐藤東弥、丸谷俊平
プロデューサー:櫨山裕子、山口雅俊、秋元孝之
チーフプロデューサー:西憲彦
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ