劇団EXILE、9人の異なる個性はどのように交わる? 初の全メンバー出演舞台にかける意気込み

町田「劇団EXILEは全員の個性がバラバラ」

――今ここにいる4人の俳優としての魅力を教えてください。まずはSWAYさんの俳優としての魅力はどんなところにありますか?

秋山:セオリーに縛られる人っていますけど、そういうものを感じさせない自由さがある人です。映画『MANRIKI』も観たけど、すごくうまくなっていて驚きました。

青柳:え、『万引き家族』出てたんですか!

SWAY:出てませんよ! 「まんびき」じゃなくて「まんりき」です。青柳さん、俺のことを知らなすぎでしょ(笑)。でも、褒めてもらえて、今一番うれしいです。ここ最近で一番うれしいです!

青柳:枠に捉われないという意味では、たしかにSWAYには人と違うところがあります。真面目なタイプの作品のオーディションに行くと、大抵の人は、その作品のカラーに合わせて自分を演出するじゃないですか。でもSWAYは「好きな映画は何ですか」と聞かれたときに、『ワイルド・スピード』と答えたらしくて。いつでも直球なのがいいなと思います。俺がオーディションで選ぶ側だったら、逆に気になるし、そういう素直さが素敵です。

――いいエピソードですね。では次は、秋山さんのことを。

青柳:華組の結成から舞台をやってきましたが、とにかく芝居が正確ですね。言葉とか間とか、すべてにおいて正確で安心感があるので、多少、俺がとちってもいいかなって気になります。

秋山:おい!(笑)。

青柳:秋山さん頼みます! ってね。回収してくれるんだろうなと。

町田:劇団の父ですからね。

――青柳さんはどんな魅力がありますか。

SWAY:僕は北海道で『EXILE TRIBE 男旅』(UHB 北海道文化放送)という旅番組をやらせていただいてるんですけれど、青柳さんとは仕事で一緒の時間が一番多くて、プライベートでも一緒にいさせてもらうことが多いんです。だから、青柳さんの素の時間を知ってると思うんですけど、いつ芝居の準備してるんだろうなと思うくらい、そういうところを見せない人なんです。セリフを覚えてるところとか、どうしてるのか気になります。それくらい、影の努力家なんだと思います。

青柳:あの番組はね、面白いですよ。秋山さんにも出ていただいて。

秋山:アイヌ文化に触れるという、急に真面目な番組になった回に出ました。

SWAY:いつもはラフな番組なんですけれど、ときどきそういう回もあるんです。

――最後に町田さんについてお願いします。

秋山:センテンスに対して、とても素直に取り組んでいる役者だと思います。感情がまっすぐに届くので、それが心を打つんです。舞台や映像で見ることも多くて、僕は特に『美女と男子』とか、毎回見るのが楽しみでした。芝居をこねくりまわしてないところが良いと思います。

――町田さん、こねくりまわしてないんですか?

町田:実はめっちゃこねくりまわしてます(笑)。

秋山:でもそう見えないところがいいんですよ。

町田:確かに、考えて考えて、一周して「どうでもいいや」となっているかもしれません。秋山さんにそう言ってもらえてうれしいです。最初からずっと見てもらっているので。

――では最後に、『勇者のために鐘は鳴る』にかける意気込みをお願いします。

SWAY:僕らも現時点では、これから稽古に入りますし、この9人で作るものがどうなるのか楽しみにしてるところです。生で9人の絡みを観られることもなかなかないので、素直に「この9人が物語に入り込むとこうなるんだ!」という楽しみ方をしてもらえるとうれしいし、僕らも千秋楽までの間に、いろいろ気づくこともあるだろうし、物語や絆も深くなっていくと思います。僕らも素直にやりますので、楽しみにしてくれたらなと。

秋山:2020年は『LDH PERFECT YEAR 2020』でもあるし、日本全体としてもオリンピックの年でもあります。そのスタートダッシュになれると嬉しいです。観に来てくださる方が楽しくなるのが大前提ですし、楽しかったと思ってもらえるように、意識してやっていきたいです。

青柳:芝居と言えど、みんなの個が……。

町田:なんでそんなプロデューサーみたいな語り口になってるんですか!

青柳:いやちょっと、本田圭佑みたいにいこうと思ったけれど無理だった(笑)。

町田:諦めたんですね(笑)。

青柳:そう、諦めた(笑)。普通にみんなで作っていって、最後に観た方が、楽しかった、感動したと思ってもらえるように、一回一回に全力を注ぎたいなと。そのことで、次も観に行きたいと思ってもらえるようにしたいです。一年に何回もできるものではないけれど、また観たいと思ってもらいたいし、その熱が冷めないような作品にしたいなと思います。

町田:劇団EXILEは全員の個性がバラバラで、その個性の爆発力や熱を舞台でお見せできると思うので、そこをまずは楽しみにしてほしいです。そして、僕らのことを知っている方も、あんまり知らない方も、見終わる頃には、劇団のことを少しでも好きになってもらえるようにしたいです。まとまらなくてもいいので、それぞれが爆発しあって9人だからこそできる舞台を作りたいと思いますので、楽しみにしていてください。

■公演情報
『勇者のために鐘は鳴る』
公演期間:〈東京〉2020年1月24日〜2月2日
〈大阪〉2020年2月13日〜2月16日
劇場:〈東京〉TBS赤坂ACTシアター
〈大阪〉梅田芸術劇場メインホール
原案プロデュース:劇団EXILE
脚本:畑 雅文
演出:川本 成(時速246億)
演出補:冨田昌則
出演:青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、SWAY、八木将康、佐藤寛太
ゼネラルプロデューサー:EXILE HIRO
主催:LDH JAPAN/ネルケプランニング

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