高嶋政伸の魔の手が忍び寄る 『TWO WEEKS』家族を思う三浦春馬の強い意志

 結城はすみれに電話をかけた。ドナー適合が判明した日以来、初めて会話を交わす2人。すみれは逃亡を続ける結城に怒りをぶつけた。結城は「救うためだよ」と答える。「俺は確かにクズだけど、娘と呼べなくても、父親だと認められなくても……俺がいないと手術を受けられないのに、見殺しにすると思うか」。8年前、つらい別れを選ぶことになった2人の間には大きな溝がある。けれども、はなを救いたいという2人の気持ちは同じだ。電話を切る直前、結城はすみれにこう言った。「心配するな。手術の日には病院に行くから。それがあの子との約束だ」。

 涙し、声を震わせながらも思いを伝えた結城。はなの命を救うという意志と共に、すみれを守りたい気持ちも強く感じられるシーンだった。

 だが次週、はなに柴崎(高嶋政伸)の魔の手が忍び寄る。結城が銃で撃たれたとも思しきシーンもあった。手に汗握る展開から、目が離せない。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
『TWO WEEKS』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:三浦春馬、芳根京子、比嘉愛未、三浦貴大、稲垣来泉(子役)、近藤公園、鈴木仁、バッファロー吾郎A、磯村勇斗、原沙知絵、池田鉄洋、高嶋政伸、黒木瞳ほか
原作:『TWO WEEKS』(c)MBC 脚本:ソ・ヒョンギョン
脚本:山浦雅大
音楽:木村秀彬
プロデュース:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)、平部隆明(ホリプロ)
演出:本橋圭太、木内健人
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/twoweeks/index.html

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