三浦春馬が逃げて、逃げて、逃げ続ける! 『TWO WEEKS』で描かれた「8年前」の出来事

 しかし次の回想シーンで、結城はすみれを守るために別れを選んだことが明らかとなる。柴崎、間宮(久保田悠来)、久留(池田鉄洋)が乗る車の中に結城の姿が。「俺が身代わりに刑務所に入れば、すみれには手出さないんですよね」と話す結城。結城は罪をかぶって刑務所に入った。

 また、同じく柴崎を追う楓の回想シーンで、8年前の楓が結城を見て「その人じゃないんです!」と叫んでいた。楓は、結城が8年前の法廷で嘘をついたことに気づいており、「今回もきっと、裏に何かある」と話す。今後、楓は結城の無実を証明する重要な役割を担うことになるだろう。

 またドラマ終盤、磯村勇斗演じる謎の男・灰谷も登場。磯村は、2019年4月から放送されていたドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で「ジルベール似の美少年」井上航役で話題を呼んだ。全身黒づくめの灰谷は、鋭い眼光を見せつける。結城の窮地を救うも、結城にナイフを向ける灰谷からは殺気が感じられる。磯村の初登場シーンは視聴者に強烈な印象を残した。

 次週、結城は倍賞美津子演じる老女の家にたどり着くようだ。結城が逃亡犯だと気づき、怯える様子を見せる老女だが、彼女もまた結城の逃亡を手助けする鍵となるのだろうか。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
『TWO WEEKS』
カンテレ・フジテレビ系にて、7月16日(火)スタート 毎週火曜21:00〜放送
※初回15分拡大
出演:三浦春馬、芳根京子、比嘉愛未、三浦貴大、稲垣来泉(子役)、近藤公園、鈴木仁、バッファロー吾郎A、磯村勇斗、原沙知絵、池田鉄洋、高嶋政伸、黒木瞳ほか
原作:『TWO WEEKS』(c)MBC 脚本:ソ・ヒョンギョン
脚本:山浦雅大
音楽:木村秀彬
プロデュース:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)、平部隆明(ホリプロ)
演出:本橋圭太、木内健人
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/twoweeks/index.html

関連記事