『ポルトの恋人たち〜時の記憶』インタビュー

柄本佑×中野裕太『ポルトの恋人たち~時の記憶』対談 「想像がつかないことをやるのが楽しみ」

中野「お互いやっていて助けに」


ーー物語を2つ組み合わせて、一本の映画にしていくのは他の作品に比べると珍しい構成です。

柄本:2本の台本が1冊の中に入っている台本だったので、2本の映画を撮影しているような感覚で、これがどんな風に編集されるのかなと出来上がりが楽しみでした。あと、ポルトガルと日本は同じカメラマンの古屋さんが撮っていたので、撮影した画を観る楽しみもありました。ポルトガル編から日本編に移った時、もっと日本の土っぽい画になるのかなと思っていたら、外国人が撮った日本のようなテイストで映っていて、「おお、すげえな」って。色合わせとかもあるんでしょうけど、基本的な古屋さんの持つ何かが外国人っぽいのかなと感じました。

ーー本作で共演したお2人は、互いにどういう存在でしたか?

柄本:初対面の時から、非常にチューニングが合って、ほとんど初日からはしゃぐ感じで、撮影の時はぎゅっと集中して。そのようなベースリズムな部分は、僕たち似ているのかなと感じました。

中野:監督も焦っていたり、異文化で撮っている大変さがスタッフさんの中ではある程度はあったと思うので、僕らはスタッフさんたちが準備で大変そうなときに、ちょっと草むしりしながら話していたりして。

柄本:「そうね~」

中野:「なんか忙しそうだね~」

柄本:「大変だね~」

中野:みたいな。その後に「やるぞー! おー!」と声を掛けられて、すっと入る。そういうオフの時のチューニングが合って、ゆっくり2人でバカ話もできるみたいな雰囲気は、お互いやっていて助けになりました。

柄本:この作品に取り組む上で、たぶん中野さんじゃなかったら、僕は大変だったかもしれない。

中野:お互いね。

柄本:お互いです。マリアージュ。俺たちマリってるから。

中野:ロマンチックだね。

柄本:ロマンチックっすね(笑)。

(取材・文・写真=大和田茉椰)

■公開情報
『ポルトの恋人たち~時の記憶』
11月10日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国公開
出演:柄本佑、アナ・モレイラ、アントニオ・ドゥランエス、中野裕太
プロデューサー:ロドリゴ・アレイアス、エリック・ニヤリ、市山尚三
監督・脚本・編集:舩橋淳
脚本:村越繁
撮影:古屋幸一
編集:大重裕二
音楽:ヤニック・ドゥズィンスキ
配給:パラダイス・カフェ フィルムズ
配給協力:朝日新聞社 協力:ポルトガル大使館
製作:Bando a Parte, Cineric, Inc., Office Kitano
2018/日本=ポルトガル=アメリカ/139分/シネスコ/5.1ch/PG-12
(c)2017『ポルトの恋人たち』製作委員会
公式サイト:porto-koibitotachi.com

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