松尾スズキ、監督・脚本・主演『108』2019年秋公開 「のたうちまわる様をご笑納ください!」
松尾スズキが監督・脚本・主演を務めた映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』が、2019年秋に公開されることが決定。また、同名小説も11月20日に発売されることが決定した。
1988年に舞台『絶妙な関係』で旗揚げされ、宮藤官九郎や阿部サダヲなどと共に、多岐にわたって活動を続けてきた大人計画。今年、旗揚げから30年となり、主宰である松尾も「松尾スズキ」として活動を始めて30周年を迎えた。
本作は、“108”の煩悩の数をテーマに、ある男が妻への復讐として全財産を使って行う前代未聞の復讐劇。名脚本家として成功している海馬五郎は、ある日、元女優の妻・綾子の浮気をFacebookの投稿によって知ってしまう。離婚をする場合、財産分与で資産の半分を慰謝料で支払わなければならないことを知った海馬は、慰謝料で支払わなければならない1000万円を、自分の“不貞”で使い切ることで復讐を決意する。
“松尾スズキ30周年”という記念すべきタイミングに制作された本作は、既に撮影は終了し、公開へ向け現在編集作業を進めている。
松尾スズキ(監督・脚本・主演)コメント
「ウディ・アレンが、メル・ブルックスが、ベン・スティラーが、そうであるように、コメディの世界に生きるものの一つの到達点として、監督主演映画が撮りたかった」。
30年、笑いと戦い続けた自称喜劇人松尾スズキが「愛とエロス」のカオスの中でのたうちまわる様をご笑納ください!
■公開情報
『108~海馬五郎の復讐と冒険~』
2019年秋、全国公開
監督・脚本・主演:松尾スズキ
配給:ファントム・フィルム
制作プロダクション:パイプライン
製作:映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』製作委員会(バップ、ファントム・フィルム、大人計画、パイプライン)
製作幹事:バップ ファントム・フィルム
■書籍情報
松尾スズキ『108』(講談社刊)
11月20日(水)発売
定価:1500円(税込1620円)
ISBN:978-4-06-513662-1