S・マックイーン×D・ホフマン『パピヨン』リメイク版の公開決定 C・ハナムとR・マレックが出演
スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの2大スターが共演した脱獄映画『パピヨン』(1973年)のリメイク版が、2019年6月に公開されることが決定した。
本作は、無実の罪を着せられ、周囲を海に囲まれたフランス領ギアナの刑務所に移送された終身刑囚パピヨンの命をかけた脱獄劇。作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験が基になっており、『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより、1973年に映画化された。
絶望の淵に追いやられても自由を求めることを諦めないパピヨン役のマックイーンの鬼気迫る熱演と、ホフマン演じる偽札作りの天才・ドガと深く結ばれる熱い友情は、多くの人々の共感と感動を呼び、ヒットを記録。ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲「パピヨンのテーマ」は、アカデミー作曲賞にもノミネートされた。
今回のリメイクで主人公・パピヨンを演じるのは、『パシフィック・リム』で主演を務めたチャーリー・ハナム。ドガ役を、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主人公のフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが務める。メガホンを取るのは、第31回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された『氷の季節』で、審査委員特別賞・最優秀男優賞をW受賞したデンマークの新鋭マイケル・ノアー。本作では、ハリウッドの赤狩りに反対した脚本家トランボにリスペクトが捧げられ、1973年版の『パピヨン』に寄り添いつつ、独自のエピソードも追加されている。
■公開情報
『パピヨン』
2019年6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:マイケル・ノアー
出演:チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、トミー・フラナガン、イヴ・ホーソン
脚本:アーロン・ダジコウスキ
製作総指揮:サミュエル・ハディダ、ダニ・ディムボート
制作:ラム・バーグマ、ロジャー・コルビ
配給:トランスフォーマー
提供:トランスフォーマー+シネマライズ
2017年/アメリカ・セルビア・モンテネグロ・マルタ合作/英語・スペイン語/133分/シネスコ/DCP/カラー/5.1ch/原題:Papillon/日本語字幕:松浦美奈
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