“異例”の『半分、青い。』から“王道”の『まんぷく』へ 平成最後の朝ドラへの期待

 NHKの連続テレビ小説『まんぷく』が、いよいよ本日よりスタート。第99作目の朝ドラとなる本作は、安藤サクラがヒロインを務める。『半分、青い。』(NHK総合)とはガラッと変わった舞台、世界観で、来年の3月まで日本の朝を明るく彩る。それではここで、本作の見どころを少し覗いてみよう。

安藤サクラが演じる王道ヒロイン

 安藤演じる今井福子は、三人姉妹の末っ子。食べることが大好きで、どこか楽天的な一面があるヒロイン。本作は、福子が女学校を卒業したばかりの18歳から第1週がスタートする。カンヌ国際映画祭でも世界からその演技が評価されたように、今や名実ともに日本を代表する女優である安藤。屈託のない笑顔、周りを元気にさせる明るい存在感、観ているだけでホッとする大らかなキャラクターといった、平成最後の朝ドラヒロインを飾るのにふさわしい魅力を、百戦錬磨の演技力で自然と放っていく。そんな福子のフレッシュな一面、優しさ、力強さ、ひたむきさに、一日の元気を貰えるような演技を楽しみにしていきたい。

『まんぷく』ワールドの概説

 昭和13年、戦前の大阪から物語は始まる。女学校を卒業した福子は、ホテルの電話交換手として働き始める。そんな中、ある事がきっかけで、後の福子の夫となる青年実業家・立花萬平(長谷川博己)との出逢いを果たす。順風満帆な人生が開けていく……と思いきや、予想外なことに、その後はまさしく七転び八起きの連続。2人が大成功と大失敗を繰り返しながら、インスタントラーメンという世紀の大発明に至るまでを、笑いあり、涙ありの物語として描いていく。安藤、長谷川ともに、これまで演じてきた役柄とは違う、新たなイメージをわたしたちに見せてくれそうだ。

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