須賀健太、“かわいい後輩”が適役だと好評! 『隣の家族は青く見える』で見せた大人の演技

 そして、近年の須賀を語る上で外せないのが、2018年秋公演をもって卒業が発表されているハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』。2015年11月の初演から主人公・日向翔陽を演じ続け、身体能力を最大限に活かした渾身のパフォーマンスを披露。圧倒的な映像技術との融合も美しく、原作ファンをもうならせてきた。

 子役時代の面影を残した大きな瞳と、クシャッと笑う笑顔が印象的な須賀だが、2015年に公開された映画『シマウマ』で演じたのは猟奇的な快楽殺人者。さらに2017年に伊藤沙莉とW主演を務めた映画『獣道』では、愛に飢えた少女に恋する不良少年を熱演するなど“かわいい”“好青年”といった自身が持つイメージ打破に挑んできた。『隣の家族は青く見える』で演じる王道の “かわいい後輩”役は、やっぱり須賀によく似合う。だが、邪道な須賀に振り回されるゾクゾク感もまた、たまらなくクセになることも伝えておきたい。

 若さあふれる兵庫役が話題となった舞台『劇団新感線「髑髏城の七人」Season月<上弦の月>』は、千穐楽を迎えたばかり。さらに主演映画『ちょっと待て野球部』が現在公開中のほか、3月24日にも主演映画『サイモン&タダタカシ』の公開を控えるなど、とにかく忙しい。大人になったとはいえ、まだまだ20代前半の須賀は、役者としてどのように年を重ねていくのか。すでにキャリア、実力も十分な役者の今後をこの目で追うことができるなんて、実に贅沢だ。

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

■放送情報
木曜劇場『隣の家族は青く見える』
フジテレビ系にて毎週木曜22:00から放送
出演:深田恭子、松山ケンイチ、平山浩行、高橋メアリージュン、北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹、伊藤かずえ、高畑淳子、橋本マナミほか
脚本:中谷まゆみ
プロデュース:中野利幸
演出:品田俊介、高野舞
制作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/

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