ジョージ・ルーカスやジェイミー・フォックスの姿も! 『ブラックパンサー』ワールドプレミア開催

 マーベル映画『ブラックパンサー』のワールドプレミアが、現地時間1月29日、米ロサンゼルスのドルビーシアターにて開催され、主演のチャドウィック・ボーズマンをはじめとするキャスト陣とライアン・クーグラー監督らが登壇した。

 “国王”と“ヒーロー”、2つの顔を持つブラックパンサーが、ワカンダの秘密を守るため、世界中にスパイを放ち国内外の敵と戦う模様を描いた本作のレッドカーペットイベントでは、普段のワールドプレミアで使われる赤いカーペットではなく、主人公ブラックパンサーのスーツが紫に輝くことから、200メートル以上にも及ぶ“パープル”カーペットが敷かれた。さらに、本作の特徴でもあるスタイリッシュでクールな世界観がデザインされた空間が作られ、劇中に登場するパンサーの巨大な像や、ブラックパンサーの護衛部隊ドーラ・ミラージュが会場入り口で盛り上げる演出も。

 ワールドプレミアには、主人公ティ・チャラ/ブラックパンサー役のボーズマンをはじめ、『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダン。『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ、『ウォーキング・デッド』のダナイ・グリラ、『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤ、『レディ・プレイヤー1』のレティーシャ・ライト、『SHERLOCK/シャーロック』のマーティン・フリーマン、『猿の惑星』シリーズのアンディ・サーキスらキャストたちが登場し、会場を盛り上げた。

 本編での国王姿を思わせるゴージャスな装いで会場に現れたボーズマンは、「彼の国王として、そして人間としての側面というものに焦点を当てている。そういうところが気に入っているんだ。そしてこの物語は、彼の弱いところ、喪失感という部分なしに完成しない、そういった部分がきっちりと描かれているところに注目をしてほしい」と、自身が演じたキャラクターの深い人間性についてコメント。さらに、「スケールの大きなアクションシーンも素晴らしいし、とてもスペクタクルに溢れているけど、なんといってもキャラクター重視の作品なので、キャラクター1人1人の人物像や人間性っていうものを深く掘り下げて描かれていることが魅力的だね」と、作品の魅力をアピールした。

 本作の製作総指揮を務めるマーベル・スタジオのCEOケヴィン・ファイギは、「今までで最高のキャストがそろったことが素晴らしいと感じているよ! そして監督のライアン・クーグラーは最高の仕事をしてくれた! 彼を抜擢したのは本当に最高のチョイスだった」と監督を労う。そんなクーグラー監督は、「今までに誰も観たことがなかったような、特別で、個性的な作品を自分が手がけるということを、監督として名誉に思っている!」と力強く語った。

 また、会場にはサプライズゲストも登場。ジェームズ・ガン監督の弟で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにも出演しているショーン・ガンは、「観るのがとても楽しみだよ。僕はこういうレッドカーペットを何回かやったけど、今回揃った人たちは、今までで最高だと思う」と本作への期待を口にした。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に本人役で出演し、『ナイトライダー』で知られるデヴィッド・ハッセルホフは「この映画はこれまででも前売りが最大なんだ。すごいことになっている。『ブラックパンサー』は世界を制覇すると思うな」と熱いエールを贈った。ドラマ『エージェント・オブ・シールド』の主人公で、『アベンジャーズ』などにも登場したコールソン役のクラーク・クレッグも「一国の王が、アフリカ人でスーパーパワーを持っているんだよ。そういうのは、観たことがなかった。今作のキャストと、ライアン・クーグラー監督によるフッテージを観て、あのコミックの精神が見事にとらえられていると思ったよ!」と称賛。

 さらに、ワカンダTシャツを着たジェイミー・フォックスや、『美女と野獣』のジョシュ・ギャッド、そして、『スター・ウォーズ』の生みの親、ジョージ・ルーカスも現地に駆け付け、会場を華々しく飾った。

ジェイミー・フォックス、マーティン・ローレンス
ジョージ・ルーカス

■公開情報
『ブラックパンサー』
3月1日(木) 全国ロードショー 
監督:ライアン・クーグラー
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:チャドウィック・ボーズマン、ルピタ・ニョンゴ、マイケ・B・ジョーダン、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、フォレスト・ウィテカー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2018
公式サイト:MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther

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