幻想的なキャラクターたちの姿が ヒエロニムス・ボス『快楽の園』の写真一挙公開
ブリューゲル、ルーベンス、ダリ、マグリットなど、多くの画家に影響を与えた画家ヒエロニムス・ボスの謎に迫る映画『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』。このほど、ボスが描いた名画『快楽の園』の写真が一挙公開された。
本作は、人物像の詳細はおろか生年月日も不明、現存する作品は25点のみ、没後500年がたった今でも謎に包まれた画家ヒエロニムス・ボスの正体に迫ったドキュメンタリー。カメラは“悪魔のクリエイター”とまで呼んだボスの素顔に『ベジャール、そしてバレエはつづく』のホセ・ルイス・ロペス=リナレス監督が迫る。
このたび公開されたのは、プラド美術館が所蔵する三連祭壇画『快楽の園』のキャラクター写真。エロチックでグロテスクな“天国と地獄”が所狭しと描かれている。プラド美術館全面協力のもと赤外線分析で判明した下絵、緻密な筆遣いと顔料の秘密、現代に受け継がれなかった古楽器、そしてキリスト教との深い関係を、多方面の専門家の解説から紐解いていく。
■公開情報
『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』
12月16日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス
製作:ロペス=リ・フィルムズ、プラド美術館
出演:ラインダー・ファルケンブルグ、オルハン・パムク、サルマン・ラシュディ、セース・ノーテボーム、ルネ・フレミング
配給:アルバトロス・フィルム
(c)Museo Nacional del Prado (c)Lopez-Li Films
公式サイト:http://bosch-movie.com/