『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』、シリーズ振り返る特別映像 A・サーキスのコメントも
10月13日に公開される映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』より、特別映像が公開された。
本作は、ピーター・チャーニン製作の『猿の惑星』新シリーズの第3作目。愛する者を失った主人公シーザーと、彼の抹殺をもくろむ人類の“人間性”をかけた聖戦が描かれる。前作に続き、マット・リーヴスが監督を務め、出演者にはアンディ・サーキス、ジュディ・グリア、ウディ・ハレルソンが名を連ねている。
このたび、いかにして赤ちゃん猿が高度な知能を得て、聖戦を戦わなくてはならなくなったのか、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の映像を盛り込んだ特別映像が公開された。
アルツハイマー病を患う父親を持つ若き科学者ウィル(ジェームズ・フランコ)は、この病気を劇的に治癒する新薬の開発に没頭していた。その薬を投薬されたチンパンジーは脳が活性化し、並外れた知能を示した。そのチンパンジーが産んだ赤ん坊・シーザーが本シリーズの主人公となる。シーザーは、あるトラブルが原因で動物保護施設に収容されると、猿たちが人間に虐待されている残酷な現実を目の当たりにし、仲間を率いて、人類への反乱を実行。シリーズを通してシーザーを演じ続けているアンディ・サーキスは「常に、家族と自分の種を守るためのバランスをとることが問題だ。より大きな全体像に対して、誰もが生き残れるように、人間と猿の間のバランスをとること。そういうプレッシャーを彼は感じていている」とシーザーの苦悩について明かす。
この言葉を裏付けるように『新世紀』でも、シーザーと生存者グループの穏健派マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、憎しみを抑えられない猿と人間の両陣営の対立は激化。サーキスは、「『創世記』で、他の猿と一緒にされるまでは、彼は自分を人間だと思っていた。そのため、人間に対する敬意と、第一に自分の種を助けようという思いの間で揺れる葛藤に陥り、彼は自分の猿らしさを見つけなければならなかった。その後、彼は、社会を、コミュニティを全力で築き、自分の種である猿を前進させる道を作ることに取り組んだ。前作で描かれたこの部分は、今回は、より大きな脅威のせいで、さらにレベルアップされている」と過去作を振り返り、本作がスケールアップされていることを明かす。本作では、最愛の家族を失い、復讐の旅に出たシーザーと、彼の宿敵で軍隊を率いる大佐との種の存亡をかけた壮絶な物語が展開される。
前作に引き続き監督を務めたリーヴスは、「この物語は、シーザーの内面と感情を強く押し出したレベルで見せるが、前2作とはちがうスケールの大きさを見せなくてはならないとも思っていた。なぜならこれは文明の始まりでもあるからだ」とコメントを寄せている。
■公開情報
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
10月13日(金)全国ロードショー
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ジュディ・グリア、ウディ・ハレルソン
配給:20世紀フォックス映画
(c)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-g/