窪田正孝×永野芽郁、11歳差の掛け合いに期待 『僕たちがやりました』は今期最大の注目作だ
思い切ったキャスティング
人気コミック原作の実写化となると、どうしても避けられないのが、登場するキャラクターと演じる役者のイメージの違いだ。連載時から原作コミックを読んでいた筆者にとって、やはり実年齢28歳の窪田正孝が高校2年生の主人公・トビオを演じることや、密かにトビオに想いを寄せている幼馴染の蓮子役(スタイル抜群でちょっとエロい)が永野芽郁という配役ちょっと違うんじゃないか……とも思ったが、一足先に試写で第1話を鑑賞したところ、そんな考えは杞憂でしかなかった。28歳の窪田は不思議と高校生に見えてしまうし、そんな窪田とは11歳も年が離れている永野に関しても、なんの違和感もない。この年の差こそが、2人のちょうどいいバランスとして機能しているのかもしれない。
そのほかにも、ティーンムービーに引っ張りだこで、彼らが出ているだけでもう安心感のある新田真剣佑と間宮祥太朗、ビジュアルの時点で間違いない葉山奨之と今野浩喜、第1話からお色気シーンに挑んでいる川栄李奈など、各キャストがそれぞれのキャラクターできちんと存在感を示しているのも、大きな見どころになるだろう。先日行われた制作発表会見でもその一端を垣間見ることができたが、特に、窪田、間宮、葉山、今野の4人が繰り広げるくだらないやり取りの数々は、その役柄を演じていることを彼ら自身も楽しんでいることがひしひしと伝わってくるような、おバカで微笑ましいシーンになっている。余談だが、吉村界人、山田裕貴、岡崎紗絵といった、映画ファンにとって「おっ!」となるような脇役にも注目だ。(参考:窪田正孝ら、新田真剣佑に謝罪!? 『僕たちがやりました』制作発表会見レポ)
ストーリーは基本的に原作の内容に沿ったものになりそうだが、ドラマには、水川あさみ演じる教師・立花菜摘と、板尾創路演じる弁護士・西塚智広という2人のオリジナルキャラクターが登場する。第1話では水川演じる立花が今後大きな鍵を握りそうな気配を漂わせているだけに、原作ファンにとっても注目の作品になりそうだ。
(文=宮川翔)
■放送情報
『僕たちがやりました』
7月18日(火)スタート 毎週火曜21:00~21:54(初回15分拡大)
出演:窪田正孝、永野芽郁、新田真剣佑、間宮祥太朗、葉山奨之、今野浩喜、川栄李奈、板尾創路、水川あさみ、三浦翔平、古田新太ほか
原作:『僕たちがやりました』原作:金城宗幸/漫画:荒木光(講談社「ヤングマガジン」刊)
脚本:徳永友一
主題歌:DISH//「僕たちがやりました」
OP曲:Mrs. GREEN APPLE「WanteD! WanteD!」
演出:新城毅彦、瑠東東一郎
プロデュース:米田孝(カンテレ)、平部隆明(ホリプロ)白石裕菜(ホリプロ)
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
(c)関西テレビ
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