フルCGアニメ『バイオハザード:ヴェンデッタ』がクールな仕上がりになった理由

 中でも、敵のアジトでクリスとレオンが大勢のゾンビたちと対峙するシーンは圧巻だ。実写版のアリス(ミラ・ジョボビッチ)もなかなかにアクロバティックだが、今回はその何倍も華麗な銃さばきとふたりの連携プレーに鳥肌が立った。ガンアクション好きであれば、あの数分間のためだけに劇場に足を運ぶ価値があると言ってもいい。それぐらい、もう抜群にかっこいいのである。

 最後の方はやりたい放題でややツッコミを入れたくなる部分もあったものの、それでも「かっこいいからオッケー!」と笑って許せてしまう。バイオファンはもちろん、シリーズ初見でも気兼ねなく劇場に足を運んでみてほしい。

■まにょ
ライター(元ミージシャン)。1989年、東京生まれ。早大文学部美術史コース卒。インストガールズバンド「虚弱。」でドラムを担当し、2012年には1stアルバムで全国デビュー。現在はカルチャー系ライターとして、各所で執筆中。好物はガンアクションアニメ。Twitter

■公開情報
『バイオハザード:ヴェンデッタ』
全国公開中
エグゼクティブ・プロデューサー:清水崇
監督:辻本貴則
脚本:深見真
音楽:川井憲次
原作監修:小林裕幸(カプコン)
製作:マーザ・アニメーションプラネット
配給:KADOKAWA
公式サイト:http://biohazard-vendetta.com/
公式twitter:@bio_vendetta
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