広瀬すず × 是枝裕和監督、ファイブミニCMで『海街diary』以来の再タッグ
広瀬すずと是枝裕和監督のタッグによるファイブミニ新CM『恋よりセンイ。』篇が、5月20日から全国エリアにて放映される。
2015年公開の映画『海街diary』以来のタッグとなる広瀬と是枝監督。CMでは、高校を卒業して社会人になった広瀬が自分自身を演じており、東京で仕事に奮闘しながらも、心の中で感じている葛藤や等身大の自分を表現するため、スッピン姿を披露している。なお、撮影には瀧本幹也、照明には藤井稔恭と、『海街diary』のチームが集まっている。
CMには15秒、30秒、60秒の3パターンがあり、広瀬が東京タワーを見ながら大きく息をつき、前を向こうとする様子が収められている。また、60秒バージョンでは、バスケットボール部だった広瀬のイメージを表すため、インテリアにバスケットボール部時代の広瀬の写真やバスケットボールを置くなど、細かい部分も工夫された。あわせて撮影の様子を捉えたメイキングムービーも公開された。
なおCMでは、7月に2年4ヶ月ぶりのフルアルバムのリリースを控えるCharaが、このCMのために書き下ろした楽曲「Sympathy」が使用されている。
広瀬すず コメント
【撮影について】
役になりきるのではなく、“広瀬すず”として演じてもらいたいと監督から言われていました。それが今までにない感覚で、自分がそのままCMにでているというのが、恥ずかしいというか、でもすごくおもしろい体験でした。映画での是枝監督しか知らなかったけど、動きなどをどんどん追及していく姿が映画と変わらないなぁと思いました。
【是枝監督について】
お父さんみたいな存在です。ずっといつも見守っていてくれているんだろうなぁって想像ができるような言葉をかけてくださいます。
是枝監督 コメント
【撮影について】
あまりCMで見ない、すずの表情をとりたいなという気持ちで作成しました。決して、ドキュメントではないですが、ちゃんと女優さんとしてとろうという気持ちで撮っていました。いい横顔がとれたと思います。
【広瀬すずについて】
最初に会った時から勘のいい子だったからいい女優さんになるだろうと思っていたけど、
思っていた3倍ぐらいのスピードで今、階段を駆け上っていて、きっとこのままの勢いで10代を終えるんだろうなと思います。
だからきっと女優としては20代が勝負になるかな。ほんとは30代が勝負だけど、20代で色々な役をや って多少立ち止まって違うものをやってみたり、チャレンジして、失敗も経験して、良い30代を迎えてほしいです。
10代には10代の良さがあるし20代には20代の主役の張り方があると思いますけど、30を超えてから、あぁ、いい女優になったなと思える、息の長い形で30代40代を迎えてほしいなとずっと思っています。
今は多分、そのための足場作り。それは本人もきっとわかっていると思います。世の中に消費されずに、蓄積し、成長していくことが、本人と周りにいる大人の責任でもあるので、時々様子を見ながらこれからも一緒に仕事をしてきたいなと思います。