菅田将暉『オールナイトニッポン』で“弄られキャラ”に ラジオレギュラーで新たな一面

 「“人間・菅田将暉劇場”、開演です」。菅田将暉がレギュラーパーソナリティーを務めるラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)がスタートして、今夜の放送で3週目に突入する。4月2日から菅田が担当している月曜放送枠は、前年度まで星野源が担当していた。(※現在は火曜放送を担当。)菅田は、2月10日に『菅田将暉のオールナイトニッポンGOLD』で約3年ぶりにニッポン放送のラジオに出演。リスナーやファンから1万2千通以上のメールが届くなど、大きな反響をよび、今回のレギュラーパーソナリティが決定した時も、大きな話題となっていた。

 菅田は、俳優やファッションモデル、音楽など現在、多方面で活躍している。彼はラジオを通してどんな新しい一面を見せてくれるのか。そんな期待を抱きながら第1回の放送を聞き始めると、まずはオープニングの挨拶に驚いた。「菅田将暉という人間が、ラジオの前のあなたという人間と繋がる。シナリオも役もセットもない。そこに存在するのは人間だけ。つまりラジオって人間そのものなんですよね。出演者は僕とあなた」と、とてもキザなセリフを放っていたからだ。もちろんそれは、過度に“カッコイイ”を演出することで笑いを誘うための発言であり、菅田自身も「もう1回聞いてみてほしいですよ、何にも言ってないんで。中身ゼロ、ただすごく深そうに当たり前なことをかっこよく言うというね。これがやっぱり雰囲気イケメンと言われる僕のさすがなところだなと思いますけど」と述べていた。

 菅田の狙い通り(?)、冒頭の挨拶に対してさっそくリスナーたちからツッコミの嵐が。とあるリスナーから、「“人間菅田将暉劇場”お手並み拝見と行きやすか」とハガキが届くと、菅田は「めっちゃ弄っているやんかいきなり! やかましいわ!」と、弄られることをとても楽しんでいる様子だった。最近公開されたCM『ファンタ みんなのキャラボトル』篇の演出で菅田は、“イケメンの無駄遣い!”とも称されているが、自ら“雰囲気イケメン”を自称しているところも、彼らしいユーモアなのだろう。

 菅田はラジオで、リスナーからこれでもかというほどに弄られている。放送第1回目では、リスナーがラジオを聞きながら、Twitter上で感想などを投稿して楽しむための番組の公式ハッシュタグ「#菅田将暉ANN」に関する問い合わせの手紙が殺到。Twitter上では「#菅田将暉エーエヌエヌ」「#漢菅田将暉 」「#浪速の神童菅田将暉」など多数のハッシュタグが乱立し、リスナーが菅田を惑わせようとしているのが伺えた。

 放送第2回目では菅田が、次回放送時に『帝一の國』キャストがゲスト出演することをアナウンスした。すると、男性リスナーは、菅田をスクールカーストでいう“1軍”扱いして、「イケメンを揃えて女子が喜ぶ放送をするんだろ」と、嫌味を交えつつ羨ましがるメッセージを寄せていた。だが、それに対して菅田は「男性リスナーも楽しめる企画用意してるから! (『帝一の國』の)みんないい感じにアホやから! 俺らそんな怖くないよ、1軍じゃないよ、そんな先入観がさぁ」と、弁明していた。さらにその後、菅田が曲紹介を間違えると、「1軍様なのに曲紹介間違ってるなんて、そんなイケメン俳優がラジオできる時代がきたんだー」というメールが届き、「くっそー! 捕まったー! 腹立つ悔しいー!」と素直に反応を示す様子も。リスナーとの距離感が近しいのは、やはりラジオ番組ならではの魅力といえそうだ。

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