松坂桃李、松山ケンイチ、木村多江、清野菜名……『ユリゴコロ』新キャスト発表

 吉高由里子主演映画『ユリゴコロ』より、新キャストが発表された。

 本作は、沼田まほかるのベストセラー小説を、『近キョリ恋愛』の熊澤尚人監督が実写映画化した恋愛ミステリー。ある一家で見つかる、殺人者の告白文が綴られた一冊のノート。吉高由里子演じる美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく姿を描く。

 吉高に続き発表された新キャストには、美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介役を松山ケンイチ、一冊のノートを見つけ、その秘密に迫っていく男・亮介役を松坂桃李、亮介の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役に清野菜名、謎多き人物・細谷役を木村多江、美紗子の若き日を清原果耶、美紗子の友人・みつ子役を佐津川愛美がそれぞれ演じる。

 また、本作の公開日が9月23日に決定。ノートに綴られた物語へ出演する吉高由里子・松山ケンイチ・佐津川愛美・清原果耶は昨年9月初旬~10月中旬に撮影を終了。ノートの秘密へ迫る<現在パート>へ出演する松坂桃李・木村多江・清野菜名らは本年6月下旬から撮影に入り、完成は8月下旬を予定している。

松山ケンイチ コメント

暖かく、柔和で、暗くなりがちな役柄を演じるのは久しぶりだったので、自分の中のステレオタイプも参考にしながら演じました。
由里子ちゃんとの共演も願っていた事だったので、とても嬉しく思っています。熊澤監督とは2回目で10年近く間が空いてますが、プライベートでもお付き合いがあったので、良い関係で最後まで出来ました。
僕自身大好きな90年代の映画の匂いのする作品だなと思ったので完成が楽しみです。

松坂桃李 コメント

非常に不思議な本でした。ミステリーでもあるけれど人間ドラマとしても深いところをえぐってくる。完成するまで「こういう作品だ」と言いきれないんじゃないかと思いました。偶然にも近いタイミングで同じ原作者の沼田さんの作品に携わることになり、そこにも深い“縁”を感じました。過去の出来事を想像しながら、現在の物語を大切に演じていきたいと思います。

監督・脚本:熊澤尚人 コメント

昭和と現代、二つの時代を通して、主人公であるひとりの女性に、心を揺り動かされ、人生を翻弄されるふたりの男性を松山くんと松坂くんに演じてもらいます。かねてから絶大な信頼を寄せる松山くんは、私の想像を超える柔軟性で、この難役に挑んでくれました。松坂くんとは初めてですが、香りたつ芝居の出来る、今、最も一緒に仕事をしたい俳優さんだったので、今から撮影が楽しみです。

■公開情報
『ユリゴコロ』
9月23日(土)、全国公開
原作:沼田まほかる『ユリゴコロ』(双葉文庫)
脚本・監督:熊澤尚人
出演:吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江
企画・製作幹事:日活
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
製作:「ユリゴコロ」製作委員会
配給:東映/日活
(c)沼田まほかる/双葉社 (c)2017「ユリゴコロ」製作委員会
公式サイト:yurigokoro-movie.jp

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